
対岸の幾多の工場陽炎える
小鳥埋め陽炎くらき庭の土
陽炎や老いが進みし日本人
<陽炎(かげろう、かげろふ)三春>
【子季語】野馬、糸遊、遊糸、陽炎燃ゆ、陽焔、かげろひ、かぎろひ
地面から立ちのぼる蒸気で空気が乱れ、風景やものが揺らめいて見えること。光の屈折率の変化によって起こる現象で春に限ったものではないが、のどかな感じがするので春の季語としている。(「きごさい歳時記」)
<陽炎:例句>
枕頭に陽炎せまる黒田武士 高山れおな
陽炎を破船のごとく手紙くる 仁藤さくら
陽炎へばわれに未来のあるごとし 安土多架志
陽炎へわたしの首を遊ばせる 小枝恵美子
陽炎や軟骨折れる音のして 竹内悦子
<亀戸天神社の藤の花が満開 見ごろは今週いっぱい ライトアップも>・・2025/4/23
・https://mainichi.jp/graphs/20250423/mpj/00m/040/062000f/20250423k0000m040140000p
<「花の寺」ツツジが見ごろ 京都の三室戸寺>・4月23日
https://www.asahi.com/articles/AST4R2PTDT4RPQIP008M.html