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徒然俳句:タニウツギ

タニウツギ嫌う風習差別あり
 
<卯の花(うのはな) 初夏>
【子季語】空木の花、花卯木、初卯の花、卯の花月夜、卯の花垣

<タニウツギ:例句>
谷卯木棚田に迫る山の影    平沢うめの
ふるさとの山くれなゐに谷空木 高橋梓

* 音数で引く俳句歳時記・夏(岸本 尚毅 (監修), 西原 天気 (編集))
五七五の音の数ごとに季語をまとめた歳時記は初めての試みである。
俳句実作者にとってはこれほど便利な歳時記はない。
すでに今春刊行されて、好評を博した春篇に次いで夏篇の歳時記刊行となった本書は夏本番を迎えるとき、句会・吟行のおりに必携の書である。夏の季語は1音の「蚊」「鵜」から始まり、13音の「黒実の鶯神楽の実」(くろみのうぐいすかぐらのみ、スイカズラ科の落葉低木。実は黒紫色で円錐形。食用としては「ハスカップ」の名が知られる)まで、他の季節よりも数が多い。「夕立」、「茄子漬」、「南風」(はえ)、「冷奴」、「瓜」、「浴衣」など、また「祭り」に関する季語「葵祭」「祇園祭」「三社祭」「神田祭」なども多く、華やかな季語が多い。「扇風機」「ハンモック」「熱帯魚」「アロハシャツ」など、都市のモダンな生活を表す言葉も多いのが特徴だ。

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