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徒然俳句:春が来る・春

アダルトのティッシュ渡さる春が来て
ミツバチのあまたの世界春が来る

 
<次候 霞始靆(かすみ はじめて たなびく)>

<山の薄霞(うすがすみ)>
春を司る女神といえば、佐保姫(さほひめ)。さまざまな木々の芽が萌え出し、山全体がふんわりとみえることから、山は春の女神のまとう衣、山にかかる三日月は女神の簪(かんざし)、そして霞(かすみ)は女神の衣の裾(すそ)にたとえられてきました。そのため「霞の衣」は、季語になっています。
煙るように淡い色合いになっていく山の景色はほのぼのとして、春の希望に満ちたのどかな風景です。
佐保姫は陰陽五行説で春が東の方角をさすことから、奈良の東にある佐保山がその名の由来です。
江戸時代の歳時記『改正月令博物筌』によれば、「かたちあるにあらず、天地の色を織り成すを仮に名づけたるなり」とあります。
春なれや名もなき山の薄霞(うすがすみ)
芭蕉の代表的な句です。つまり佐保姫とはそれぞれが感じる春の光景であり、全国の山々どこにでも春の女神は宿っていて、山全体に春が現れている、ということです。
https://www.543life.com/seasons24/post20210224.html

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