歳時記俳句– category –
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徒然俳句:柿落葉
柿落葉すべて落ちれば空がある<とやまの紅葉2024・称名滝・激流とコントラスト>・11月1日https://webun.jp/articles/-/700160 <柿落葉:例句>優しさが疲れて寝ます柿落葉 塩見恵介自分史の終章に置く柿落葉 児玉素朋藪睨みの方角めざ... -
徒然俳句:神無月
神無月金目の干物奮発し<秋風に揺れるその光景はまさに”桃源郷” コスモス畑が見頃を迎える 鳥取県大山町>・https://news.ntv.co.jp/n/nkt/category/society/nk5f4aaab043fd4aa8a2621ca0edaf52e8 <神無月:例句>何んやかや云うてるうちに神無月 平... -
徒然俳句:十一月
十一月朝の散歩に汗にじむ十一月庭の鉢植え眠りけり<丘染める赤ソバの花「高嶺ルビー」が見頃 福島県二本松市下川崎東北地区>・2024/10/29・https://www.minpo.jp/news/moredetail/20241029120424 <十一月:例句>あたゝかき十一月もすみにけり 中村... -
徒然俳句:末枯れ
末枯れやいずれあの世の道を行く末枯れてバス停一人影を踏む <末枯(うらがれ)晩秋・【子季語】末枯る、草枯に花残る> <末枯(うらがれ)・例句>ひとり身やどの道行くも末枯れて 菖蒲あやふるさとに近づく心末枯るゝ 高野素十使はざる指より... -
徒然俳句:行く秋
行く秋や熟した後の行く末は <行く秋(ゆくあき) 晩秋>【子季語】逝く秋、秋の別れ、秋の名残、秋の行方、残る秋、秋の末、秋の終り、秋の果、秋行く、秋過ぐ <行く秋(ゆくあき):例句>行く秋や夜空に映える観覧車 近藤憙治行く秋の真夜中千... -
徒然俳句:薄野
薄野やパラグライダー滑降す <芒(すすき)三秋>【子季語】薄、一叢薄、糸薄、一本薄、鬼薄、芒原、まそほの薄、真赭の糸、むら薄 、鷹の羽薄、はた薄、薄の糸、薄野、乱れ草、袖波草、露曾草、頻浪草、縞薄 <薄野:例句>すすき野や背が日暮れをひ... -
徒然俳句:黄落期
テロリストどこの国にも黄落期 <黄落(こうらく/くわうらく) 晩秋>【子季語】黄落期広葉樹が黄色く色づいて落ちることをいう。欅やくぬぎ、ぶな、銀杏など、日を浴びながら落ちるさまは美しい。 <黄落期:例句>がうがうと黄落の音したりけり 草... -
徒然俳句:秋の風
銀座にも秋風が吹きコーヒーを秩父にも秋風吹いて遍路かな秋風や喜捨ををはずんで呆け封じ東京の数多の路地に秋の風街散歩秋風つれて神楽坂秋風に舞う葉運命その行方 <秋の風:例句>遠くまで行く秋風とすこし行く 矢島渚男秋風に和服なびかぬところ... -
徒然俳句:流れ星
おはじきが飛ぶがごとくに流れ星まだ変わる我が結末や流れ星池袋中華街にも星流れ <流れ星(ながれぼし)三秋>【子季語】 流星、夜這星、星流る、星飛ぶ宇宙の塵が大気中に入り込んで摩擦熱で発光するもの。人工の光のない高原などでは、降るように次々... -
徒然俳句:鬼の子
鬼の子は上から目線世の中を鬼の子は専守防衛引きこもる <蓑虫(みのむし)三秋>【子季語】鬼の子、鬼の捨子、父乞虫、みなし子、親無子、蓑虫鳴く、木樵虫 <鬼の子:例句>鬼の子の登校拒否か蓑ごもる 檜紀代鬼の子や風を育ての親として ...