歳時記俳句– category –
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徒然俳句:黄落期
テロリストどこの国にも黄落期 <黄落(こうらく/くわうらく) 晩秋>【子季語】黄落期広葉樹が黄色く色づいて落ちることをいう。欅やくぬぎ、ぶな、銀杏など、日を浴びながら落ちるさまは美しい。 <黄落期:例句>がうがうと黄落の音したりけり 草... -
徒然俳句:秋の風
銀座にも秋風が吹きコーヒーを秩父にも秋風吹いて遍路かな秋風や喜捨ををはずんで呆け封じ東京の数多の路地に秋の風街散歩秋風つれて神楽坂秋風に舞う葉運命その行方 <秋の風:例句>遠くまで行く秋風とすこし行く 矢島渚男秋風に和服なびかぬところ... -
徒然俳句:流れ星
おはじきが飛ぶがごとくに流れ星まだ変わる我が結末や流れ星池袋中華街にも星流れ <流れ星(ながれぼし)三秋>【子季語】 流星、夜這星、星流る、星飛ぶ宇宙の塵が大気中に入り込んで摩擦熱で発光するもの。人工の光のない高原などでは、降るように次々... -
徒然俳句:鬼の子
鬼の子は上から目線世の中を鬼の子は専守防衛引きこもる <蓑虫(みのむし)三秋>【子季語】鬼の子、鬼の捨子、父乞虫、みなし子、親無子、蓑虫鳴く、木樵虫 <鬼の子:例句>鬼の子の登校拒否か蓑ごもる 檜紀代鬼の子や風を育ての親として ... -
徒然俳句:鬼灯
鬼灯やその朱あやしく朱に見とれ<日光・湯ノ湖畔、紅葉のグラデーション 今週末が一番の見頃>・10・22・https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/986448 <鬼灯:例句>鬼灯のまだ灯ともらぬ三つかな 山田弘子鬼灯の赤さや昨日もう古び 北原... -
徒然俳句:冬支度
冬支度ヒートテックを買い置きし終活の身辺整理冬支度<一度は行ってみたい「絵画みたいな紅葉名所」ランキング。穴場の絶景スポットは?>Oct. 17, 2024・https://www.businessinsider.jp/post-295124 <冬支度:例句>返り咲くものにも追はれ冬仕度 塚本... -
徒然俳句:枯蓮
枯蓮や闘い続く明日のため<赤や黄色に色づく山肌 北アルプス・立山連峰>・2024/10/17https://mainichi.jp/graphs/20241017/mpj/00m/040/028000f/20241017mpj00m040029000p <枯蓮:例句>一二本青の残れる枯蓮 山尾玉藻まはがねの水引つ張れ... -
徒然俳句:秋時雨
秋時雨橋を巡りて隅田川原発にテロありという秋時雨 <秋時雨(あきしぐれ)晩秋>秋も終わりの頃に、降ってはすぐにやむ雨のことで、どこか侘し い感じを残す。『古今集』以来用いられている。時雨は冬。 (「きごさい歳時記」) <秋時雨:例句>すつぽ... -
徒然俳句:藤の実
藤の実や完熟そして種子散布 <藤の実(ふじのみ、ふぢのみ)晩秋><金木犀と銀木犀 見分け方・香りの違い>https://weathernews.jp/s/topics/202409/270145/<なんと、もうすぐ立冬!? 今日から始まる「秋の土用」、「夏の土用」との違いとは?>・http... -
徒然俳句:鳥わたる
メイクなし証明写真鳥わたる <渡り鳥(わたりどり)三秋>【子季語】鳥渡る、鳥の渡り、候鳥、漂鳥、朝鳥わたる、鳥風日本で冬を過ごすために渡ってくる鳥のこと。 <鳥渡る:例句>鳥渡る空より高き廃墟かな 山田弘子ヨットハーバー閑として鳥渡る...