モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:春愁
モーロクし春愁の顔かわりなしモーロクし指の深爪春愁 <春愁(しゅんしゅう、しゆんしう)三春>【子季語】春愁う、春思、春怨、春かなし、春の恨み春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたこ... -
モーロク俳句:蝶
モーロクし一日無聊蝶の飛ぶ空腹が蝶を無残にモーロクす蝶舞うてモーロクすれど蝶の夢 <末候 虹始見(にじ はじめて あらわる)> <「オオカミが徘徊した蝦夷」をテーマに北海道の自然を追い求める写真家・水越武・アイヌモシリ オオカミが徘徊した蝦... -
モーロク俳句:山吹
モーロクし目がくらむかな山吹に山吹や安寧祈りモーロクす <厳島神社祭典・鼠ヶ関神輿流し・山形県鶴岡市鼠ヶ関 厳島神社>http://www.nippon-matsuri.net/archive/#itsukushima-2021 <山吹・例句>山吹や柳に水のよどむころ 加賀千代女此風の終に雨... -
モーロク俳句:花冷
花冷のモーロクすれば失くす傘花冷や瞼は古ぶモーロクし <花冷え(はなびえ) 晩春>【子季語】 花の冷え桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。そのひえびえとした感じを花冷えという。早春の春寒とは違い、すっかり暖かくなってからの冷え込みであ... -
モーロク俳句:花筏
モーロクしないものねだり花筏 <チューリップ見ごろ 甲州市>・4月7日https://www.asahi.com/articles/ASQ467S39Q46UZOB009.html <和歌山のパンダ楓浜、お姉ちゃんの後任に 交通安全夢大使>・2022/4/5https://mainichi.jp/articles/20220405/k00/00m... -
モーロク俳句;花疲れ
モーロクし欲得もなし花疲れモーロクし花に見飽きて花浴びる <次候 鴻雁北(こうがん きたす)> <花疲れ(はなづかれ)【春―生活―晩春】・例句>坐りたるまゝ帯とくや花疲れ 鈴木真砂女花疲れ生きの疲れもあるらしき 能村登四郎まつしろな空の... -
モーロク俳句:しだれ桜
モーロクししだれ桜で首つりを <第10回 越前陶芸村しだれ桜まつり>https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/event/article.php?id=EVEN0000029917 <梅1000本、丘に彩り甘い香り 長野・信州新町>・信濃毎日新聞(2022年4月5日)https://www.hokur... -
モーロク俳句:春きゃべつ
モーロクしこれからのこと春キャベツモーロクし脳味噌洗う春キャベツ <菜の花と桜、春のコラボレーション ぎふ清流里山公園>・4月5日https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/61376 <桜とパンジー、春色の競演 とっとり花回廊>・2022/4/5https://www.s... -
モーロク俳句:木瓜の花
モーロクし人間嫌い木瓜の花 <木瓜の花(ぼけの花)晩春>【子季語】緋木瓜、白ぼけ、更紗木瓜、蜀木瓜、花木瓜、唐木瓜、広東木瓜中国原産バラ科の落葉低木。開花期は十一月から四月にかけて。十一月頃咲くものは寒木瓜と呼ばれる。瓜のような実がなる... -
モーロク俳句:蛍烏賊
モーロクし記憶の縁をほたるいか <蛍烏賊 ・ほたるいか・晩春>体長六~七センチ以下の小さな烏賊で、腹や頭部、腕の先などに発光器を持つ。産卵期には特に美しく発光する。群をなした蛍烏賊の発光した様は幻想的で美しい。日本特産で、特に富山県滑川 ...