モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:鯊日和
泥臭く生きてモーロク鯊日和 <鯊(はぜ)三秋>【子季語】沙魚、ふるせ、鯊の汐、真鯊、黒鯊、赤鯊、虎鯊、飛鯊、ちちぶ、どんこ、鯊日和、鯊の秋、鯊干す秋から冬にかけて、海に下って産卵する。この頃が美味である。大きな頭に大きな目玉。なんとも愛... -
モーロク俳句:烏瓜
烏瓜熟しひらいてモーロクす <烏瓜:例句>省略がきいて明るい烏瓜 薮ノ内君代さかりゆくひとは追はずよ烏瓜 鈴木しづ子しゃれてをり縦縞入りの烏瓜 高澤良一すがるものこばまぬ性や烏瓜 影島智子たしかなる眩暈のなかを烏瓜 櫂未知子 -
モーロク俳句:林檎
モーロクし奥歯噛みしめ林檎食う <林檎:例句>口づけも林檎も奪うのみである 津田このみ林檎剥かるる愛憎のとぐろ巻き 片岡秀樹林檎の光沢かるい憂鬱感あり 原しょう子音楽や林檎の中を刃のすすみ 藤田宏林檎ころころ幸せって何だっけな... -
モーロク俳句:檸檬
モーロクし尖る檸檬に困惑す<東大寺 執金剛神立像:六田知弘の古仏巡礼>・ 2025.10.03https://www.nippon.com/ja/japan-topics/b10931/ <檸檬:例句>恋ふたつレモンはうまく切れません 松本恭子レモン汁一滴二滴中年へ 小枝恵美子魂が... -
モーロク俳句:秋の虫
モーロクし短気の虫も秋の虫モーロクし人生始末残る虫こほろぎの声やむときにモーロクす <虫(むし)三秋>【子季語】鳴く虫、虫鳴く、虫の声、虫時雨、虫の闇、虫の秋、昼の虫、虫すだく、虫聞き秋に鳴く虫の総称である。その鳴き声を愛し、楽しむ。立秋... -
モーロク俳句:菜虫(なむし)・青虫
あおむしやぼとりと眠いモーロクす <菜虫(なむし) 晩秋>【子季語】青虫/菜虫取る大根菜、蕪菜などを食う害虫の総称をいう。モンシロチョウの幼 虫の青虫は、その代表的なもの。 <菜虫(なむし):例句>菜虫また土に落して見失ふ 今里満子菜虫... -
モーロク俳句:貝割菜
モーロクし小さな愛なら貝割菜<向島・東向島さんぽのおすすめ8スポット。昭和も、異国も、時空を超える迷宮>・2025.09.07・https://san-tatsu.jp/articles/439935/ <貝割菜:例句>あちこちにいつか灯がつく貝割菜 福田甲子雄いつまでも遠ちが日ざ... -
モーロク俳句:案山子
モーロクす過疎の日暮の案山子かな<新聞紙で寅さんや芸人 吉田さん夫妻が20体作り設置 かかし、赤城南麓県道沿いに 群馬・前橋市>・2025年9月23日・https://kitakan-navi.jp/archives/234798 <案山子:例句>今晩はと声をかければ案山子でした 大... -
モーロク俳句:初紅葉
モーロクしこの世短く初紅葉<東京のおすすめ博物館11選 知的好奇心を満たす大人の街歩き>・2025.09.24・https://www.asahi.com/and/travel/article/16033295?iref=asahicom_spkiji <初紅葉:例句>悟られぬほどの吐息を初紅葉 野口光枝銅像は三の... -
モーロク俳句:秋の蠅・残る蠅
モーロクしひっそり暮らし残る蠅 <秋の蠅(あきのはえ、あきのはへ)三秋>【子季語】残る蠅、後れ蠅<よく冷えた飲み口、風呂上がりに最適 瓶入り牛乳が銭湯で販売されるようになった背景は>・銭湯こぼれ話・2025/9/26・https://www.sankei.com/artic...