歳時記俳句– category –
-
徒然俳句:一人静
一人静しづかしずかと歌いけり <一人静(ひとりしずか) 仲春>【子季語】吉野静/眉掃草センリョウ科。山野に自生するが、原産は中国。江戸時代、観賞用に栽培された。二十~三十センチの茎の先端に対生の葉を四枚つけ、その中心からさらに茎を伸ばしブ... -
徒然俳句:椿・紅椿
世の常か心みだるる紅椿官能にあやしき刺激紅椿 <渦潮、最高潮 鳴門海峡で渦潮シーズン始まる>・3月11日https://www.asahi.com/articles/ASR3C5QK0R3CPQIP00M.html <紅椿:例句>紅椿悪意あるごと紅の濃し 渡辺梅子縁側の内に遊ぶ子紅椿 ... -
徒然俳句:辛夷
辛夷咲くコルトレーンもたまに聴く <辛夷(こぶし)仲春>【子季語】木筆、山木蘭、幣辛夷、やまあららぎ、こぶしはじかみ、田打桜 <コブシ(田打ち桜)の特徴>コブシ(田打ち桜)は、モクレン科モクレン属で、落葉広葉樹の一つで、早春に真っ白できれいな... -
徒然俳句:雪柳
雪柳泥鰌も鯉もまだ眠る <雪柳(ゆきやなぎ)仲春>【子季語】小米花、小米桜、こめやなぎ、えくぼ花、噴雪花バラ科の落葉低木。柳のようにしなう枝に、真白い小さな花が群がって咲く。葉に先立って花をつけるため、満開の様子はひとかたまりの雪のよう... -
徒然俳句:黄水仙
コツコツとボチボチ俳句黄水仙 <コハクチョウ遅めの旅立ち 越冬終え山陰から北極海へ>・3月9日https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF090DV0Z00C23A3000000/ <黄水仙:例句>空に空の色よみがへり黄水仙 寺井治突風や算を乱して黄水仙 ... -
徒然俳句:ゆく雁
ゆく雁やパソコン画面あれやこれ <雁帰る(かりかえる、かりかへる) 仲春>【子季語】帰る雁、帰雁、行く雁、去ぬる雁、雁の名残、雁の別れ、いまはの雁日本で冬を越した雁が北方へ帰ること。雁は、秋にシベリアなどの寒地から日本に渡ってきて越冬し... -
徒然俳句:たんぽぽ
踏むまいど踏んではならずたんぽぽや草野球外野に多くのたんぽぽが <車窓から桜、特別なものがたり列車 JR四国、3月下旬から運転>・3月7日https://www.asahi.com/articles/ASR367RY4R33PTLC00G.html <たんぽぽ:例句>たんぽぽ咲きティッシュペーパー... -
徒然俳句:春泥
スニーカー春泥汚れ戸惑いて春泥や降圧剤を噛んでみる <春泥(しゅんでい)三春>【子季語】春の泥春のぬかるみをいう。春は、凍解や雪解、雨などで泥水が乾ききらずに、泥濘が至るところにみられる。(「きごさい歳時記」) <春泥(しゅんでい)・例句... -
徒然俳句:桃の花
よく見れば素朴に咲いて桃の花桃の花人みな笑う花見かな <蔵前神社に二つの「春」 ミモザと桜満開 8日は国際女性デー>・2023/3/6https://mainichi.jp/graphs/20230306/mpj/00m/040/021000f/20230306mpj00m040013000p <桃の花、花桃:例句>花桃の蕊を... -
徒然俳句:アマリリス
ツッコミにボケがいてこそアマリリス <河津桜、東京・木場でも咲き誇る 本場の美しさに感激、続いた植樹>・3月6日https://www.asahi.com/articles/ASR3662S1R36OXIE01Z.html <アマリリス:例句>どうしても子宮に手がゆくアマリリス 松本恭子アマ...