モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:ものの芽
モーロクしされど命をものの芽出づモーロクしものの芽もあり背伸びする <ものの芽(もののめ) 仲春>【子季語】芽春のもろもろの草木の芽のこと。これという特定の草木のそれではない。春の息吹を感ずる言葉のひとつ。 <ものの芽:例句>ものの芽に星... -
モーロク俳句:二月尽
モーロクしあの世急ぐな二月尽モーロクし欲を捨て去り二月過ぐ<豪雪の山形・温泉もおもてなしもあったかかった肘折温泉>・2025.02.27・ミヤコ カエデ・https://agora-web.jp/archives/250224224146.html <二月尽:例句>人去りて耳朶に手をやる二月尽 ... -
モーロク俳句:余寒
モーロクし下着重ね着余寒かな <余寒(よかん) 初春>【子季語】残る寒さ寒が明けてからもなお残る寒さ。春の兆しはそれとなくあるものの、まだまだ寒さは続く。立秋以後の暑さを「残暑」というが、それに対応する季語である。 <余寒:例句>ピアニシ... -
モーロク俳句:春遅々
春遅々と思い出だけにモーロクす<竹久夢二でしか描けぬ和洋折衷 生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界>・美へのまなざし・2025/2/24・https://www.sankei.com/article/20250224-6PF36LQ7OFIHJE7BCCOHKRXOJ4/ <春遅々:例句>奔流のあをふかけれ... -
モーロク俳句:春一番
春一番モーロク男肩透かしモーロクし切羽詰まって春一番<春はまだ遠かった仮殿が異彩を放つ太宰府天満宮へ>・2025.02.25 ・ミヤコ カエデ・https://agora-web.jp/archives/250223221734.html <春一番:例句>そこからは白紙ばかりの春一番 わたなべ... -
モーロク俳句:春寒
春寒やモーロク吾は微熱かな<宿場町を照らすレトロな街灯 東京・板橋の仲宿商店街>・アーカイブ「路上感撮」・2025/2/18 ・https://www.sankei.com/article/20250218-DRFFJTW6P5NWROQDTYM3GI3I5E/ <春寒:例句>春寒しコンビニは真夜灯りをり 田中... -
モーロク俳句:朝寝
朝寝かな体いたはるモーロクしモーロクす起す人なき朝寝かな<羽田空港の「富士山ビュースポット」 日本が誇る空の玄関口から霊峰を望む>・2025/2/21 ・https://www.sankei.com/article/20250221-Z3E3FYKTVRL5PH6DPBPBPFN5J4/ <朝寝:例句>たのしみ... -
モーロク俳句:春の塵
春の塵モーロクすれば曇ってる <春塵(しゅんじん)三春>【子季語】春の塵、春埃、黄塵、砂あらし春風に舞い立つ塵をいう。雪や霜が解けたころ、早春の大地は一転して乾燥する。そこに強い風が吹くと塵や埃が舞い立つ。視界をさえぎるほど舞い上がるこ... -
モーロク俳句:猫の恋
猫の恋横目で眺めモーロクすモーロクし反目しあふ猫の恋モーロクし新手の詐欺に猫の恋<四国の猫たちに癒され、心ぽかぽか 2月22日は「猫の日」>・2025/2/22https://www.sankei.com/article/20250222-K6RAMU7BF5LHLAW25MFPDXO4NY/ <猫の恋:例句>いま... -
モーロク俳句:梅寒し
モーロクし記憶つぎはぎ梅寒し<若鳥とバトル、ナマズ一気のみ 「山本山のおばあちゃん」の越冬記>・2025/2/17・https://mainichi.jp/articles/20250217/k00/00m/040/161000c <梅寒し:例句>梅寒し疲れは誰も口にせず 稲畑汀子梅寒し固つてゐぬ香...