モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:鳥帰る
モーロクし日々の命ぞ鳥帰る鳥帰るモーロクすれば涙あり <鳥帰る(とりかえる/とりかへる) 仲春>【子季語】帰る鳥/小鳥帰る/小鳥引く/鳥引く/引鳥 <鳥帰る:例句>先達に挙りしたがひ鳥帰る 熊口三兄子合鍵を持ちて白鳥帰りけり 山崎未可墨... -
モーロク俳句:桜咲く
生き残るモーロクすれど桜咲くモーロクし笑い嘆きに桜咲くモーロクし命一つと桜咲く桜咲き置きどころなくモーロクし自販機の前でモーロク桜咲くモーロクし泣く暇あらず桜咲くモーロクし居場所眠たく桜咲く <桜咲く:例句>根に石を抱き千年の桜咲く ... -
モーロク俳句:初花
モーロクしされど初花ときめきて<命つないだ都心の闇市 美久仁小路 東京・東池袋>・アーカイブ「探訪」・2025/3/15・https://www.sankei.com/article/20250315-7HR6STFZRJLDBDDPPLGDANEOPQ/ <初花:例句>初花に注ぐ夜雨となりにけり 山田弘子初... -
モーロク俳句:囀(さえずり)
囀りやモーロクすれば妄想が囀りの中にモーロク生きるだけ <囀(さえずり)三春>【子季語】囀る、鳥囀る春、鳥たちは繁殖期を迎え、恋の歌をうたう。これが囀。鳥の鳴声は四季を通して聞くことができるが、季語としての「囀り」は春の求愛の鳴声のこと ... -
モーロク俳句:朧
朧にて生死忘れてモーロクす <朧(おぼろ)三春>【子季語】草朧、岩朧、谷朧、灯朧、鐘朧、朧影、朧めく春、は空気中に水蒸気が多いので、像がぼんやりと潤んで見える。その現象を昼は霞といい夜は朧という。 <朧(おぼろ):例句>ネッシーがカバに変... -
モーロク俳句:巣箱
モーロクし入ってみたし巣箱かな<がっかり名所、渡りやすく? 高知の「はりまや橋」、改修工事で一新>・3月14日・https://www.asahi.com/articles/AST3F4GTGT3FPLPB001M.html <巣箱:例句>新しき巣箱うかがふ雀かな 内藤順子玄關の向き氣に入... -
モーロク俳句:春あれこれ
春だから春だからこそモーロクす<ほろよい余話:近江高島の棚田米がまろやかにふくらむ 銘酒「萩乃露」のしずく酒>・2025/3/12 ・https://www.sankei.com/article/20250312-R3PBPVZO7ZMLHEW2P2P7BSFDLU/ * モーロク日和(坪内 稔典 (著))産経新聞大... -
モーロク俳句:雪柳(ゆきやなぎ)
ゆきやなぎ何が始まるモーロクす雪柳モーロクすれば散り急ぐ <雪柳(ゆきやなぎ)仲春>【子季語】小米花、小米桜、こめやなぎ、えくぼ花、噴雪花 <雪柳(ゆきやなぎ)【春―植物―仲春】・例句>雪柳海へ傾く街の貌 角川源義雪柳白き手套の手... -
モーロク俳句:春の月
モーロクし人の世後ろ春の月モーロクし窓の向こうの春の月モーロクしマンボウ思い春の月<熱帯の情景あざやかに 石崎光瑤の新しい花鳥画―「美の履歴書」>・3月11日・https://www.asahi.com/articles/AST3B32R9T3BUCVL03CM.html <春の月:例句>外にも出... -
モーロク俳句:辛夷
辛夷散る白の狼藉モーロクす<全てが一点ものの藍染め和紙アート 豪華クルーズ船「飛鳥Ⅲ」を彩る>・3月11日・https://www.asahi.com/articles/AST383PXST38PUTB006M.html <辛夷(こぶし)【春―植物―仲春】・例句>一弁の疵つき開く辛夷かな 高...