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徒然俳句:三島忌

三島忌や尖閣諸島騒がしき
 
<三島忌(みしまき) 初冬>
【子季語】 憂国忌/由紀夫忌
小説家で戯曲家の三島由紀夫の忌日。一九七〇年十一月二十五日に「盾の会」のメンバーらと自衛隊の市ヶ谷駐屯地に乱入し割腹自殺をとげる。作品に『仮面の告白』『禁色』『潮騒』『金閣寺』『豊饒の海』など。唯美的な作家であった。(「きごさい歳時記」)

<三島忌:例句>
キャンパスに檄の減りけり憂国忌 岩崎照子
三島忌や空のプールに日の差して 片山由美子 風待月
三島忌や造花の薔薇に棘のあり 内田美紗
三島忌の赤き布干す寺院かな 柿本多映
三島忌や造花の薔薇に棘のあり 内田美紗
 
*  中央公論特別編集-彼女たちの三島由紀夫 (中央公論新社 (編集) )
三島由紀夫は女性(読者)に何を語ったのか――。
岸田今日子、高峰秀子、越路吹雪、宇野千代らとの全集未収録対談と、『婦人公論』発表の作品を中心に、女性誌を舞台にした三島の発言とエッセイを集成。同時代を生きた杉村春子、若尾文子、円地文子、湯浅あつ子ほかの貴重な回想に加え、石井遊佳、北村紗衣、酒井順子、ヤマザキマリによる新規エッセイを収録する。執筆者が全員女性による初の三島読本。【三島由紀夫没後50年記念企画】

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