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徒然俳句:小海老草(ベロペロネ)

ベロペロネ食欲の秋なに求む
 
<「小海老草(ベロペロネ)は、キツネノマゴ科ジャスティシア属の常緑低木。原産地はメキシコで昭和初期に日本に渡来。>

<成長願う「福笹飴」作り 七五三ピーク前に 名古屋・熱田神宮>・2022/9/12・https://mainichi.jp/graphs/20220912/mpj/00m/040/066000f/1

* 句集 すみれそよぐ(神野 紗希 (著))
◆帯文より
すみれそよぐ生後0日目の寝息
時代を案じながら命を見つめる怒濤の日々のただなか、
俳句は今を生きる言葉だと、つくづく思う。どうか、生きよ。
子に、蟻に、燕に、私に、呼びかけながら句を作る。(神野紗希)
◆作品抄12句
水脈も葉脈も春てのひらも
闇濡れる菫直径一光年
細胞の全部が私さくら咲く
透明なものさしわたむしとわたし
星空は無音の瀑布鯨飛ぶ
母乳ってたんぽぽの色雲は春
産み終えて涼しい切株の気持ち
西瓜切る少年兵のいない国
永遠とポップコーンと冬銀河
眠れない子と月へ吹くしゃぼん玉
檸檬切る記憶の輪郭はひかり
君生まれ此の世にぎやか竜の玉

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