2023年3月– date –
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徒然俳句:落椿
落椿ため息ひとつまたひとつ椿落ちそこは地獄か天国か <椿(つばき)三春>【子季語】山茶、山椿、乙女椿、白椿、紅椿、一重椿、八重椿、玉椿、つらつら椿、落椿、散椿、 藪椿、雪椿 <落椿:例句>たましひは枝にのこして落椿 鷹羽狩行落椿さらさら... -
たべもの歳時記:浅蜊汁
もてなしは大盛りしたる浅蜊汁残酷に小蟹も加へ浅蜊汁浅蜊汁運が悪くて砂を噛む <あさりのお吸い物(汁物)>https://www.sirogohan.com/recipe/asarisiru/ <浅蜊(あさり)【春―動物―三春】・例句>夜のしじま饒舌となる浅蜊かな 頓所敏雄浅蜊籠... -
モーロク俳句:春分の日
モーロクし春分の日をやわらかく<五穀豊穣を祈り 火振り神事 熊本・阿蘇神社>・2023/3/15https://mainichi.jp/graphs/20230315/mpj/00m/040/119000f/20230315mpj00m040110000p <ジオラマが導く夢の旅 神戸のカフェ、全国から鉄道ファン来店>・ 202... -
徒然俳句:恋雀
恋雀戦ふことを放棄せず鳥の恋過疎の村こそ楽園か <鳥交る(とりさかる) 三春>【子季語】 鳥つるむ/雀交る/鳥つがう/鳥の妻恋/鶴の舞/鳥の恋/恋雀春から初夏にかけて鳥は美しい声で囀ったり、強く羽搏いたりして様々な求愛行動をする。繁殖期を迎えた... -
たべもの俳句:おにぎり
花咲いて梅か昆布かにぎり飯おむすびは万能であり春ならんおにぎりに桜吹雪をとじこめて <春のおにぎり>https://asajikan.jp/article/142891 <にぎり飯:例句>にぎり飯ひとつの重さ竹の秋 長尾房子れんげ田のどまん中です握り飯 大倉淑子握り飯... -
モーロク俳句:桜餅
モーロクし勝ち負け忘れ桜餅<春の訪れ告げる「雪の回廊」 八甲田ゴールドラインで形作られ 青森>・2023/3/15 https://mainichi.jp/graphs/20230315/mpj/00m/040/048000f/20230315mpj00m040044000p <色とりどりの花2万本 鹿児島市で「春の木市」始ま... -
徒然俳句:春の川
越辺川なにはともあれ春の川<越冬のハクチョウ、北帰行が本格化 福島県猪苗代町の猪苗代湖>・2023/03/14https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230314105536 <八甲田・十和田ゴールドラインに「雪の回廊」>3月15日https://www.toonippo.co.jp/arti... -
たべもの俳句:セリ鍋
若菜より根っこが大事セリ鍋はセリ鍋やほろほろ苦さ癖になり <芹(せり)三春>【子季語】根白草、根芹、田芹、芹摘む、芹の水芹は春の七草の一つで、若菜を摘んで食する。七草粥が代表的だが、ひたし、和え物にしたり香味料として吸い物に用いたりする... -
モーロク俳句:桜咲く
モーロクしすべて過去なり桜咲くモーロクしまたひとつ捨て桜咲くモーロクし誰を信じる桜咲くモーロクし通過点過ぎ花は咲くモーロクし桜咲けどもすべて過去モーロクし今更ながら花を待つうらうらとモーロクすれど初桜 <桜咲く:例句>>百年のグリコ快走さ... -
徒然俳句:馬酔木
紅馬酔木何を恥じらい色めくや <南足柄発祥「春めき」各所で見頃 甘い香りの早咲き桜>・3月14日https://www.kanaloco.jp/news/life/article-975270.html <馬酔木:例句>中年の胸の振子よ花あしび 渡辺恭子帰るべき家ありて憂し花あしび ...