歳時記俳句– category –
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徒然俳句:竹の秋
子育ては何を犠牲に竹の秋 <竹の秋(たけのあき) 晩春>【子季語】 竹秋ふつうの樹木は秋に紅葉(黄葉)するが、竹は春に黄変する。これを、竹の秋という。筍に栄養分を費やすためである。逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを... -
徒然俳句:蝶
宇宙までらせん階段蝶が舞う見目などはよくも悪くも蝶は蝶喜寿となり庭に時々紋黄蝶 <蝶:例句>蝶は測るフードコートの奥行を 東国原英夫(プレバト) <青い空を悠々と こいのぼり3500匹泳ぐ 熊本・杖立温泉>・2022/4/12https://mainichi.jp/graphs... -
徒然俳句:桜散る
桜散る愚直に生きて桜散るパックして桜散る夜過ごす人桜散るその夜の夢はあの世かな散り際の花の覚悟を見習って桜散る海に散りけり瀬戸の島散りゆけば見る影もなく花の屑善悪を全て丸めて花筏 散る条理わかりはすれど桜散るこころざしどこへ埋めよう桜散... -
徒然俳句:飛花落花
ジャズドラムピアニッシモに飛花落花飛花落花車に轢かれその未来人疲れ何かに疲れ花吹雪古典的都市伝説の花吹雪<空、海と100万株のネモフィラ 青一色に染まる絶景 大阪>・2022/4/11https://mainichi.jp/articles/20220411/k00/00m/040/086000c <生き... -
徒然俳句:春の闇
パソコンの書体を変えて春の闇ひたすらにただキーボード春の闇パソコンのジャズボーカルに春の闇自販機の明かり気怠く春の闇じっと聴くグレングールド春の闇不条理の政治渦巻く春の闇春の闇ラインやりとり絵文字かな体力が落ちていらつく春の闇 <末候 ... -
徒然俳句:しゃぼんだま
数秒の球形時間しゃぼん玉息吹いて息をぶつけてシャボン玉飛べ飛べ飛べどこまで飛んでしゃぼん玉子らの興うつりて空にシャボン玉 <石鹸玉(しゃぼんだま)三春>【子季語】たまや石鹸水をストローの先につけ、軽く息を吹き込んで泡を膨らませる遊び。... -
徒然俳句:桜草
桜草誰のためにか七変化<色とりどりなチューリップ見ごろ 万博記念公園・大阪>・2022/4/7https://mainichi.jp/graphs/20220407/mpj/00m/040/050000f/1 <【岡山県 2022年版】・春の絶景・風物詩6選・15,000株の芝桜が彩る棚田>https://crea.bunshun.j... -
徒然俳句:春昼
春昼の人出巣鴨の四の日や二十分集中春昼の理髪店春の昼キッチンカーに列なして<京都・宇治の一番茶、柔らかな新芽すくすく 今年はちょっと遅め>・ 2022/4/7・https://mainichi.jp/articles/20220407/k00/00m/040/079000c * 句集 伊月集 鶴 (夏井 い... -
徒然俳句:しろつめくさ
しろつめくさ今咲きみちて越辺川クリムソンクローバー何を供養か一面に <苜蓿の花(うまごやしのはな) 晩春>紫うまごやし/クローバー/しろつめくさ/オランダげんげ/白詰草マメ科の多年草。ヨーロッパ原産。シロツメクサ、クローバーとも呼ばれる。牧草... -
徒然俳句:春あれこれ
春の空地にはネモフィラ合体す春の猫寝姿写され抗議する房総に天然ガスふき長閑なり <次候 鴻雁北(こうがん きたす)> <さいたまにも造幣局の桜 「さんぽ道」公開>・4月6日https://www.tokyo-np.co.jp/article/170045 <豊川のコバノミツバツツジ...