歳時記俳句– category –
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徒然俳句:秋の雨
ジャズ喫茶ほろびるなかれ秋の雨マスコミは主張ばかりよ秋の雨秋霖や就寝前にバラードを喫茶店今日も三時に秋の雨 <秋の雨(あきのあめ)三秋>【子季語】秋雨、秋黴雨、秋霖、後の村雨、秋の村雨 <秋の雨:例句>注意書きだらけの町よ秋の雨 青木... -
徒然俳句:烏瓜
ここまでに絡まり咲いて烏瓜誘惑は目に入れぬよう烏瓜烏瓜惑いなき赤孤高なり<伊勢志摩の入江にカラフルじゅうたん リアス海岸彩るアオサノリの網>・10月4日・https://www.asahi.com/articles/ASSB22BZCSB2UQIP036M.html <烏瓜:例句>さかりゆくひと... -
徒然俳句:草の花
頑張れと言われて困る草の花格差ありそれも人生草の花秋草も密かに競う生きるため <草の花(くさのはな)三秋・【子季語】草花、草の初花、千草の花、野の花、百草の花> <草の花:例句>帰る家ありて摘みけり草の花 小島 健無人駅牛乳瓶に草の花 ... -
徒然俳句:花梨の実
カリンカリン不揃い花梨風に揺れ花梨の実玄関飾り甘くなる花梨の実頑固に固く泣き笑い<キバナコスモス130万本が見頃 みちのく杜の湖畔公園 爽やかな黄色に秋を感じて 宮城・川崎>・10月3日・https://kahoku.news/articles/20241003khn000030.html <... -
徒然俳句:水澄む
水澄んで世の中濁り鯉なげく <水澄む(みずすむ、みづすむ)三秋>【関連季語】秋の水<コキア鮮やかに紅葉 6000株のグラデーション 群馬・みなかみ町の「伊賀野の花畑」>・10月3日・https://kitakan-navi.jp/archives/213964 <水澄む:例句>水澄め... -
徒然俳句:秋祭
ニュータウン少し古びて秋祭<大きなものは高さ3m、秋の風に揺れる「お化けススキ」>・2024/10/03https://www.yomiuri.co.jp/national/20241003-OYT1T50083/ <秋祭:例句>赤鬼に変装する子秋祭 増田稜美秋祭地酒も空けてしやがれ声 ... -
徒然俳句:秋の蜂
秋の蜂迷子になって我が部屋へ社説など読んでも空し秋の蜂<秋空 伸びるヒガンバナ 茨城・常陸太田 源氏川沿いで見頃>・10月1日https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17277051618669 <秋の蜂:例句>秋の蜂二声づつの此処彼処 赤... -
徒然俳句:秋渇き(あきがわき)
中年の肥満ますます秋渇き美味あふれ日本列島秋渇き <秋渇き(あきがわき) 三秋>夏の暑さのために食欲が減退していたのが、秋に入り回復すること。渇きは空腹のこと「乾く」・・水分がなくなること。「渇く」・・のどがかわくこと。また、比喩的に、欲... -
徒然俳句:夜長
死を思う眠りに入る夜長かな夜長かなマーラー五番アバド指揮 <夜長(よなが)三秋>・【子季語】夜永、長き夜、長 <夜長:例句>さかしまにしても夜長の砂時計 町田しげきせつけんの裏すこし溶け夜長し 辻美奈子それぞれの部屋にこもりて夜長か... -
徒然俳句:秋思
秋思かな丸ノ内線月曜日半日を蜘蛛の巣ながめ秋思かな <秋思(しゅうし、しうし)三秋>【子季語】秋懐、傷秋、秋容、秋あわれ、秋さびし <秋思:例句>頬杖に深き秋思の観世音 高橋淡路女この秋思五合庵よりつきあたる 上田五千石...