歳時記俳句– category –
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徒然俳句:烏瓜
熟れきって明日は別れか烏瓜 <烏瓜(からすうり)晩秋>【子季語】 王瓜、王章ウリ科の多年草。山野に自生する蔓草。夏に白いレースのような 花を咲かせ秋に実をつける。実は卵形で、縞のある緑色から熟し て赤や黄に色づく。(「きごさい歳時記」) <... -
徒然俳句:紫式部・実紫
ただ丸くその実を誰に実紫 <紫式部(むらさきしきぶ) 晩秋>【子季語】実紫/紫式部の実/小式部/白式部 <紫式部・例句>実むらさき軽みの系譜を考ふる 鍵和田[ゆう]子実むらさき銀水引と荒れまさり 黒田杏子火の中に見えて紫式部の実 岸本尚... -
徒然俳句:草の花
草の花朽ちるときまた我もまた咲き乱れ悲喜こもごもの草の花名画観る人の眼静か秋の草草いろいろ人もいろいろそれぞれに <赤城自然園が秋の装い シュウメイギク見ごろ 群馬>・10月9日https://www.asahi.com/articles/ASRB871MZRB8UHNB004.html <草の... -
徒然俳句:後の月・十三夜
十三夜空を確かめ夕ご飯 2023年10月13日からは七十二候の一つ『菊花開(きくのはなひらく)』です。菊花開(きくのはなひらく)とは、菊の花がさく頃。各地で菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。菊には不老長寿の薬効があるとされ、古来中国から伝... -
徒然俳句:金木犀
金木犀マスクをはずし深呼吸「汚れた気」発散させる金木犀宇宙人電気は不要金木犀 <木犀(もくせい)晩秋>【子季語】木犀の花、金木犀、銀木犀、薄黄木犀、桂の花 <木犀(もくせい)・例句>木犀の匂の中ですれ違ふ 後藤比奈夫怒涛に黒牛銀... -
徒然俳句:鰯雲
鰯雲男の美学靴磨き鰯雲空いっぱいに風紋を <富士と花々が共演 9万株が見ごろ 山梨県富士河口湖町>・10月8日https://www.asahi.com/articles/ASRB77HQBRB7UZOB003.html <鰯雲:例句>鰯雲故郷の竈火いま燃ゆらん 金子兜太丸善にノートを買つて鰯... -
徒然俳句:どんぐり
どんぐりも子供も自我が芽生えけり <コスモス2800万本 色づくコキアも 大分の秋、始まります>・10月5日https://www.asahi.com/articles/ASRB47J31RB4TPJB002.html <どんぐり:例句>あきらめた夜を団栗かんかん鳴る 櫂未知子どんぐりが一つ落ちたり... -
徒然俳句:秋遍路
秋遍路どこでもドアを欲しけり思ひ立ちひとり秩父の秋遍路 <彼岸花が見頃に 柴田町の船岡城址公園>・10月5日https://www.asahi.com/articles/ASRB46VHDRB4UNHB008.html <秋遍路:例句>うつし世の端を一列秋遍路 井形千代子おのが曳く影をだい... -
徒然俳句:ななかまど
ななかまど都会のホテル演出す <つがわ狐の嫁入り行列>https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/event/article.php?id=EVEN0000033033 <寒露の歳時記・二十四節気・寒露>七十二候 /第四十九候(初候)鴻雁来(がんきたる)10/8〜10/13第五十候(次... -
徒然俳句:ちちろ虫
池袋中華街にもちちろ虫 <蟋蟀(こおろぎ、こほろぎ)三秋>【子季語】ちちろ、ころころ、ちちろ虫、筆津虫、つづれさせ、姫蟋蟀、えんま蟋蟀、油蟋蟀 <松代藩 真田十万石まつり>https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/event/article.php?id=EVE...