歳時記俳句– category –
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徒然俳句:冬薔薇
かみ合わぬ国会議論冬薔薇 <函館の夜彩る巨大ツリー 観光客ら一足早く「メリークリスマス」>・2023/12/1https://www.sankei.com/article/20231201-ANMC7LI73FJ47HMSZYB7HRGKMU/ <冬薔薇:例句>冬薔薇や気になる人のとほくゐて 環順子冬薔薇ティッ... -
徒然俳句:海鼠
聞くまじきそれも運命海鼠かな <海鼠(なまこ)三冬>【子季語】生海鼠、赤海鼠、黒海鼠、虎海鼠、なしこ、ふじこ、このこ、海参、海鼠突、海鼠売、海鼠舟、かいそ <海鼠:例句>軍艦と沈んでゐたる海鼠かな 吉田汀史いつこくの無口は海鼠に... -
徒然俳句:竜の玉
誰を呼ぶひそやか声で竜の玉 <龍の玉(りゅうのたま)三冬><師走の寒さ温める銭湯 絆で継がれた熱い湯の物語 彩時記・12月>・2023/12/1 https://www.sankei.com/article/20231201-JJJNDL6QMZMN7P3PQQW3QYQTGY/ <龍の玉:例句>日当りの土いきい... -
徒然俳句:極月
極月も金の亡者の兜町 極月や格差あれこれ思うとき極月ののつぺらぼうのディスプレイ極月や家族写真も終活し極月の人は人なり我は我 <極月:例句>極月といふことのこめかみにあり 戸田銀汀極月のたましひ抱いて病み昏れむ 石原八束極月のちょろちょ... -
徒然俳句:十二月
ニュータウン日が差してをり十二月十二月深き吐息が数知れず極月も急ぎ急がし救急車<葛飾北斎が描くほどの絶景 「関東の高野山」で紅葉見頃ピークに 足利の行道山浄因寺>・https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/826144?top <十二月 :例句>駅時... -
モーロク俳句:十二月
十二月モーロクすれば昭和かなモーロクしモーロクの夢十二月バックしますモーロクすれば十二月モーロクし歌うでもなし十二月あるがまま暮らすモーロク十二月 <十二月:例句>声出して身を軽くせむ十二月 保坂加津夫地底より三角に出て十二月 能勢... -
徒然俳句:落葉
我も欲し落葉重なる絨毯を善と悪いまだ地球に落葉かな罪のない落葉残酷焚かれけり落葉踏む昭和の話美しく<サンタと一緒にペンギン行進 横浜・八景島シーパラ>・2023/11/28https://www.sankei.com/article/20231128-IFJALNRZ4FKQVKPOFAU65BR6VU/ <落葉... -
徒然俳句:枯れ芒
枯れ芒殺気一瞬時止まる <海中にきらきら Xマスツリー 和歌山・串本町沖>・2023/11/28https://www.sankei.com/article/20231128-XJB4FMJHYBKXBEYKJRI6ZZ6QDU/ <枯れ芒:例句>星空にすつくと芒枯れゐたる 山田弘子枯芒とて一山をゆるがしぬ 稲... -
徒然俳句:枯葉
枯葉踏み枯葉を壊すスニーカー枯葉踏む始発バス待つバス停で <たわわに実るだいだい色の実、丁寧に摘み取り 京都・石清水八幡宮でタチバナ収穫>11月25日・https://www.47news.jp/10178385.html <枯葉:例句>足踏みを五回枯葉の音愉快 森口瑤子(プレバ... -
徒然俳句:冬の夜
飽食や馬鹿なテレビの冬の夜冬の夜の回想いつも孤独なり<次候 朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)> <冬の夜:例句>ここに居るはずもないのに冬の夜 臼井昭子くちびるに湯呑みの厚み冬の夜 雅人冬の夜のサイン・コサインはるかなり ...