歳時記俳句– category –
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徒然俳句:葱坊主
くりくりと昔の子供葱坊主農家食堂にょきにょき伸びて葱坊主 <蓮花寺池公園で藤まつり、3年ぶり開幕 藤枝>・4月17日https://www.asahi.com/articles/ASQ4J75QPQ4JUTPB001.html <葱坊主(ねぎぼうず)【春―植物―晩春】・例句>あちこちにふえし才女や葱... -
徒然俳句:春の蚊
春の蚊や領空侵犯スクランブル <厚さ30cm、遊覧船で氷ガリガリ…阿寒湖で砕氷作業が本格化>・2022/04/17https://www.yomiuri.co.jp/national/20220417-OYT1T50057/ <来訪の女性「目と心にピンクが染みる」…山あいの楽園、魅惑のシバザクラ>・2022/0... -
徒然俳句:花水木
青空に吸い込まれたし花水木花水木裸婦像通り淡くゆれ <とっとり花回廊でチューリップまつり 240種18万本が咲き競う>・4月15日https://www.asahi.com/articles/ASQ4G6TK4Q4DPUUB007.html <花水木(はなみずき)【春―植物―晩春】・例句>一つづつ花の夜... -
徒然俳句:亀鳴く
亀鳴くや難聴となり聞こえざるリベラルの胡散臭さや亀が鳴く <穀雨(こくう),旧暦=3月 中>初候 葭始生(よし はじめて しょうず) <春時雨、花時雨、春雨、春駿雨、菜種梅雨、催花雨…情緒あふれる雨の名前>春の雨にはさまざまな名前・呼び名があ... -
徒然俳句:竹の秋
子育ては何を犠牲に竹の秋 <竹の秋(たけのあき) 晩春>【子季語】 竹秋ふつうの樹木は秋に紅葉(黄葉)するが、竹は春に黄変する。これを、竹の秋という。筍に栄養分を費やすためである。逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを... -
徒然俳句:蝶
宇宙までらせん階段蝶が舞う見目などはよくも悪くも蝶は蝶喜寿となり庭に時々紋黄蝶 <蝶:例句>蝶は測るフードコートの奥行を 東国原英夫(プレバト) <青い空を悠々と こいのぼり3500匹泳ぐ 熊本・杖立温泉>・2022/4/12https://mainichi.jp/graphs... -
徒然俳句:桜散る
桜散る愚直に生きて桜散るパックして桜散る夜過ごす人桜散るその夜の夢はあの世かな散り際の花の覚悟を見習って桜散る海に散りけり瀬戸の島散りゆけば見る影もなく花の屑善悪を全て丸めて花筏 散る条理わかりはすれど桜散るこころざしどこへ埋めよう桜散... -
徒然俳句:飛花落花
ジャズドラムピアニッシモに飛花落花飛花落花車に轢かれその未来人疲れ何かに疲れ花吹雪古典的都市伝説の花吹雪<空、海と100万株のネモフィラ 青一色に染まる絶景 大阪>・2022/4/11https://mainichi.jp/articles/20220411/k00/00m/040/086000c <生き... -
徒然俳句:春の闇
パソコンの書体を変えて春の闇ひたすらにただキーボード春の闇パソコンのジャズボーカルに春の闇自販機の明かり気怠く春の闇じっと聴くグレングールド春の闇不条理の政治渦巻く春の闇春の闇ラインやりとり絵文字かな体力が落ちていらつく春の闇 <末候 ... -
徒然俳句:しゃぼんだま
数秒の球形時間しゃぼん玉息吹いて息をぶつけてシャボン玉飛べ飛べ飛べどこまで飛んでしゃぼん玉子らの興うつりて空にシャボン玉 <石鹸玉(しゃぼんだま)三春>【子季語】たまや石鹸水をストローの先につけ、軽く息を吹き込んで泡を膨らませる遊び。...