モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:焼野原・末黒野
モーロクし心臓怪しく焼野原モーロクし淋しうなりし末黒野 <焼野(やけの) 初春>・【子季語】焼原/焼野原/末黒野/末黒芽吹きを促すため野焼きをして黒々と焦げた野原。いま炎の上が っている野原も指す。(「きごさい歳時記」) <焼野・焼野原・例句... -
モーロク俳句:目刺し
モーロクに美学がありて目刺し喰ふこころざし痩せてモーロク目刺し焼くモーロクし引き際美学目刺し食うモーロクし固干し目刺食べづらく <目刺し:例句>あつあつの目刺のどこを齧ろうか 岩淵喜代子うたかたの世の隅目刺焦がしをり 平木智恵子ランボー... -
モーロク俳句:白梅
モーロクしされど白梅よく匂う<人の喜び・悲しみ伝える芸に思いをはせて…新潟「高田瞽女」門付け、3年ぶり再現>・2023/02/05・https://www.yomiuri.co.jp/culture/dentou/20230204-OYT1T50219/ <白梅:例句>咲き満ちて白梅の日にとけるか 師 照子... -
モーロク俳句:ふきのとう
モーロクし夢ことなりてふきのとう<猪苗代湖はワカサギ天国「1日で500匹」…湖水ほぼ中性化、原因は不明>・2023/02/03 ・https://www.yomiuri.co.jp/national/20230203-OYT1T50224/ <古典俳諧への招待 : 今週の一句・いざ雪見容す蓑と笠 ― 蕪村>ht... -
モーロク俳句:春寒し
春寒し波は光れどモーロクすモーロクし春の寒さとさびしさと <春寒(はるさむ)初春>【子季語】春寒し、寒き春、料峭春が立ってからの寒さである。余寒と同じであるが、語感や情感 のうえで微妙な違いがある。春寒は、余寒よりも春への思い入れ が強い... -
モーロク俳句:梅・梅の花
モーロクし待つこと楽し梅の花モーロクし躓きの先梅が咲く梅一輪無駄に探してモーロクすモーロクしうつらうつらと梅ひらく<琵琶湖に「冬の使者」 滋賀に観測史上最多のコハクチョウが飛来>・2月3日https://www.asahi.com/articles/ASR23524XR21PQIP011.... -
モーロク俳句:春の水
モーロクし時は流るる春の水モーロクし知恵も流れて春の水 <芭蕉の道/33 大垣 日没の城 上空にカラス>・2023/1/29https://mainichi.jp/graphs/20230123/mpj/00m/040/034000f/20230123mpj00m040022000p <春の水(はるのみず)・【春―地理―初春】・例... -
モーロク俳句:節分草
モーロクしかの世の扉節分草 <フォト・鮮やかな光と造形の共演 層雲峡温泉氷瀑まつり始まる>・2023/1/28https://www.sankei.com/article/20230128-6PMNPYZZU5OXFGVG6Y2J37KOPM/ <節分草:例句>ふたり棲む節分草をふやしつゝ 黒田杏子昨日よりけふの... -
モーロク俳句:いぬふぐり
モーロクしあの世近くに犬ふぐりモーロクしされど勇気をいぬふぐり <いぬふぐり 初春>ゴマノハグサ科の二年草。早春の道の辺や草原に生える。空色の可憐な小さい花をつけ、踏まれてもたくましくはびこりる。名前は実の形から来ている。(「きごさい歳... -
モーロク俳句:立春・春立つ
春立つや大きなあくびモーロクし春だぞと言われあわてるモーロクし <立春(りっしゅん) 初春>【子季語】春立つ、春来る、立春大吉、春さる二十四節気の最初の節気で、二月四日ころ。節分の翌日になる。厳しい寒さはまだ続くが、温かくなるにつれて梅...