モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:青葉闇
モーロクし血圧高し青葉闇 <木下闇(こしたやみ)三夏>【子季語】木の下闇、下闇、青葉闇、木の晩、小暮鬱蒼と茂る木立の下の暗がりのこと。昼でも暗く涼しい。夏の強い日差しのもとでは闇のようである。 <青葉闇:例句>青葉闇深き睡りの忠魂碑 ... -
モーロク俳句:水中花
モーロクし世渡り無縁に水中花水中花モーロクすれど爪を切る <水中花(すいちゅうか/すいちゆうくわ) 三夏>【子季語】酒中花昔のものは木を薄く削ったものや紙などで作られており、水に浮かべると花のように開き、彩色した花や魚などが現れた。今は下... -
モーロク俳句:葭切(よしきり)
モーロクし分別捨てて葭切は分別を捨てよモーロク葭切は < 葭切(よしきり)三夏>【子季語】行々子、葭雀、大葭切、小葭切、蘆雀、麦熟らし夏、水辺の葦の茎に止まって、「ぎょっぎょっ」と大きな声で鳴く鳥。鳴声から行々子とも呼ばれる。 <葭切:例... -
モーロク俳句:青蛙
モーロクし変身願望青蛙 <青蛙(あおがえる、あをがへる)三夏>【子季語】森青蛙カエル目アオガエル科の両生類のうち一般に表面が緑色をした蛙 の総称。本州、四国、九州の丘陵や平野の水辺に棲息。体長四~ 八センチとやや大きい。正確には雨蛙とは別... -
モーロク俳句:五月尽
モーロクし見栄を積み上げ五月尽モーロクしされど句作り五月尽<麦秋至(ばくしゅう いたる)><清らかな「山の気」に感謝の祈り 山形・朝日町、空気神社>・2024/5/26https://www.sankei.com/article/20240526-M7XRZ3KFOFPQ3OJFZW2AS7RB5E/ <五月尽:... -
モーロク俳句:蟇(ひきがえる)
モーロクし一歩一歩のひきがえる <蟇(ひきがえる)三夏>【子季語】蝦蟇、がまがへる、蟾、蟾蜍 <蟇(ひきがえる):例句>鼻さきに藻が咲いてをり蟇 飴山 實蟇ひたすら月に迫りけり 宮澤賢治石棺に窓なかりけり蟇 神野紗希むか... -
モーロク俳句:緋鯉
モーロクし堂々巡り緋鯉かな <緋鯉(ひごい/ひごひ) 三夏>【子季語】斑鯉/錦鯉観賞用として飼われている鯉の一種。野生の鯉からの変種であるが、一般的には燈赤色のものをいう。赤や紅白の斑入り、金色や三色の錦鯉など種類はさまざま。新潟産の錦鯉は... -
モーロク俳句:ゼラニューム
モーロクしモーロク友にゼラニューム <ゼラニューム 三夏>・【子季語】天竺葵<「日本一美しい円筒分水槽」あふれる雪解け水、人の心も田畑も潤す>・5月24日・https://www.asahi.com/articles/ASS5S04QZS5SPUZB003M.html <ゼラニューム:例句>ゼラ... -
モーロク俳句:十薬(じゅうやく)
どくだみを慈しむなりモーロクし <レース復帰目指し初泳ぎ 福島・いわき、「馬のプール開き」>・2024/5/23https://www.sankei.com/article/20240523-LFCF5AM54BN2HH2I7MPV4KRI4Q/ <十薬(じゅうやく)【夏―植物―初夏】・例句>十薬のさげすむたびに増... -
モーロク俳句:更衣
モーロクし愚痴も多くて更衣モーロクし命透かして更衣モーロクし生きて来ただけ更衣 <更衣(ころもがえ、ころもがへ) 初夏>【子季語】更衣ふ <次候 紅花栄(こうか さかう)> <更衣:例句>衣更へてみても思ひ出ばかりかな 山田弘子ポケットの薬...