モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:木蓮
白木蓮明日を信じてモーロクす<変わりゆく「蚕の神」の文化 オカミサマのなり手なく、先細る繭作り>・3月6日・https://www.asahi.com/articles/AST3514XCT35UJUB00FM.html <白木蓮:例句>白木蓮の不夜城いまだ毀れざる 堀口星眠白木蓮ひらりと月の... -
モーロク俳句:水温む
水温むされどモーロク一段と <水温む(みずぬるむ、みづぬるむ) 仲春>【子季語】温む水、温む沼、温む池、温む川 <水温む:例句>飼育長もカバもテツオや水ぬるむ 能勢京子水温む遠く鉄橋かすみおり 田中桜子モナ・リザの微笑むあたり水... -
モーロク俳句:牡丹雪・春の雪
牡丹雪年金暮らしモーロクす飽きもせずモーロク人生ぼたん雪モーロクしコンチクショウと春の雪春の雪うつらうつらとモーロクす春の雪モーロクすれば油断して遺伝子が狂ってモーロク春の雪春の雪ひとひらごとにモーロクす <春の雪:例句>丸薬を包む甘さや... -
モーロク俳句:雛あられ
雛あられこぼし叱られモーロクす雛あられモーロクすればカンロ飴<大正浪漫の秘湯:山形県・銀山温泉へ>・2025.03.02 ・ミヤコ カエデ・https://agora-web.jp/archives/250228213501.html <雛あられ:例句>雛あられちよつと揺すりて飾りけり 山尾玉... -
モーロク俳句:流氷
モーロクし流氷に乗りあの世まで <流氷(りゅうひょう、りうひよう) 仲春>【子季語】氷流る、流氷期、流氷盤、海明 <流氷:例句>いつもこのかたちに眠る流氷よ 飯島晴子丹頂の嘴交す流氷期 喜多みき子切つ先を向けて流氷来りけり ... -
モーロク俳句:ものの芽
モーロクしされど命をものの芽出づモーロクしものの芽もあり背伸びする <ものの芽(もののめ) 仲春>【子季語】芽春のもろもろの草木の芽のこと。これという特定の草木のそれではない。春の息吹を感ずる言葉のひとつ。 <ものの芽:例句>ものの芽に星... -
モーロク俳句:二月尽
モーロクしあの世急ぐな二月尽モーロクし欲を捨て去り二月過ぐ<豪雪の山形・温泉もおもてなしもあったかかった肘折温泉>・2025.02.27・ミヤコ カエデ・https://agora-web.jp/archives/250224224146.html <二月尽:例句>人去りて耳朶に手をやる二月尽 ... -
モーロク俳句:余寒
モーロクし下着重ね着余寒かな <余寒(よかん) 初春>【子季語】残る寒さ寒が明けてからもなお残る寒さ。春の兆しはそれとなくあるものの、まだまだ寒さは続く。立秋以後の暑さを「残暑」というが、それに対応する季語である。 <余寒:例句>ピアニシ... -
モーロク俳句:春遅々
春遅々と思い出だけにモーロクす<竹久夢二でしか描けぬ和洋折衷 生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界>・美へのまなざし・2025/2/24・https://www.sankei.com/article/20250224-6PF36LQ7OFIHJE7BCCOHKRXOJ4/ <春遅々:例句>奔流のあをふかけれ... -
モーロク俳句:春一番
春一番モーロク男肩透かしモーロクし切羽詰まって春一番<春はまだ遠かった仮殿が異彩を放つ太宰府天満宮へ>・2025.02.25 ・ミヤコ カエデ・https://agora-web.jp/archives/250223221734.html <春一番:例句>そこからは白紙ばかりの春一番 わたなべ...