モーロク俳句– category –
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モーロク俳句:冬ざるる
モーロクす全人類や冬ざるる <冬ざれ(ふゆざれ)三冬>【子季語】 冬され、冬ざるる冬になり草木が枯れると共に海、山など見渡す限りの景色が荒れ果てた感じをいう。「冬されば」の誤用で「冬され」ともいう。(「きごさい歳時記」) <名物は「たまご... -
モーロク俳句:ちやんちやんこ
ちやんちやんこモーロクすれば似合いしかモーロクし着るをはばかるちやんちやんこ <ちゃんちゃんこ 三冬>【子季語】 袖無羽織、猿子、でんち、袖無袖無し羽織に綿を入れたもので、主に子供や老人が着る。表布には縮緬や綸子、紬、木綿などが用いられる... -
モーロク俳句:空風(からかぜ)
モーロクしやることもなく空っ風 <空風(からかぜ)三冬>【子季語】からっ風晴れた日に吹く北西の乾燥した季節風。ことに上州の空っ風は有名である。日本海側に雪を降らせて乾燥した風が、山脈をこえて関東平野に吹き荒れる。(「きごさい歳時記」) <... -
モーロク俳句:海鼠
酢なまこを箸ではさめずモーロクす <海鼠(なまこ)三冬>【子季語】生海鼠、赤海鼠、黒海鼠、虎海鼠、なしこ、ふじこ、このこ、海参、海鼠突、海鼠売、海鼠舟、かいそ種類は多いが食用とするのは、真海鼠(まなまこ)など数種。冬が旬であり、格好な酒肴... -
モーロク俳句:懐手
モーロクし自問自答の懐手 <懐手(ふところで)> 「懐とは着物の胸の内側部分のこと。懐手は見た目のままで、袖から手を出さずに懐に入れていることをいいます。そこから転じて、自分では何もせず人任せであること。「懐手したまま見過ごす」などと使い... -
モーロク俳句:セーター
モーロクしされどセーター赤が好き <セーター 例句>>セーターの中に貧しき丘がある 櫂未知子セーターにもぐり出られぬかもしれぬ 池田澄子セーターに編み込む雪にこごえけり 対馬康子セーターに齢は問はぬジャズ仲間 山田弘子セー... -
モーロク俳句:シクラメン
モーロクし花のうれひやシクラメンモーロクしおぼろ哀しきシクラメン <シクラメン例句>いとけなき蕾かくれてシクラメン 行方克巳うつくしきうなじ蕾のシクラメン 片山由美子シクラメンうたふごとくに並びをり 西村和子シクラメンたばこ... -
モーロク俳句:年の内
モーロクし無用の用の年の内 <「本が売れない時代に毎月9万部」鉄道ファンが紙の時刻表をいまだに買い続けるワケ・検索サイトには思い出が残らない>・PRESIDENT Online・杉山 淳一・鉄道ライターhttps://president.jp/articles/-/50690 <豪農の「スイート... -
モーロク俳句:裸木
モーロクし見栄は捨てたし裸木や裸木やモーロクすれどふんばって <裸木 ・はだかぎ・三冬>冬になって落葉を終えた樹木のこと。まとっていたものを、すべ て取り払った状態になることからこう呼ばれる。俳句では、枯木 と同じような意味で使われるが、「... -
モーロク俳句:冬の百舌
モーロクし人間やめる冬の百舌 <かわいい顔だが「肉食系」のモズ。「はやにえ」は早口で歌うために欠かせない行動だった!>都市部でもよく姿を見かける野鳥、モズ(百舌鳥)。「はやにえ」と呼ばれる、木の枝などに獲物を刺す行動で知られるが、この行動...