地虫出ず神や仏や慈悲ありて
<地虫穴を出づ(じむしあなをいづ/ぢむしあなをいづ) 仲春>
【子季語】地虫出づ/地虫穴を出る
地虫とは狭義には甲虫類のカブトムシやコガネムシ等の幼虫であり、広義には蛇や蛙なども含まれる。この地虫が、春先の温かさに誘われたかの如く、地上へ出てくることをいう。(「きごさい歳時記」)
<地虫穴を出づ(ぢむしあなをいづ)【春―動物―仲春】・例句>
地虫出づわれになじまぬ吾子ひとり 堀口星眠
半日の休暇をとれば地虫出づ 黒田杏子
渓音も朝は朗らか地虫出づ 今井千鶴子
豚声の水に揃ふと地虫出づ 大木あまり
這ひ出でて分別臭き地虫かな 行方克巳
あちこちに足がぶつかり地虫出る 四ツ谷龍
<桃色のシャワー注ぐ京都・城南宮 しだれ梅見頃 参拝客は30分待ち>・3月6日 ・https://www.asahi.com/articles/ASR3567G8R35PQIP00L.html