春立つや大きなあくびモーロクし
春だぞと言われあわてるモーロクし
<立春(りっしゅん) 初春>
【子季語】春立つ、春来る、立春大吉、春さる
二十四節気の最初の節気で、二月四日ころ。節分の翌日になる。厳しい寒さはまだ続くが、温かくなるにつれて梅の花もほころぶころ。(「きごさい歳時記」)
<立春(りっしゅん),旧暦=1月 節>
<初候 東風解凍(はるかぜ こおりを とく)>
<立春:例句>
春立ちし明るさの声発すべし 細見綾子
まず生きるは息をすること春立ちぬ 岸田稚魚
息吐けど立春の咽喉切られけり 石田波郷
春来るや身の底を海とどろけり 桂信子
格子戸のすべりよき春立ちにけり 鈴木真砂女
立春や心にちょんと鬼がいて 坪内稔典
立春のグラスは水を盛り上げて 中原幸子
<島を歩く 日本を見る:瀬戸内をつなぐ要衝の歴史をたどる 与島(香川県坂出市)>
2023/1/27 ・https://www.sankei.com/article/20230127-VMR7NEGVVNPUNBQSSHV53PMO7Y/