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モーロク俳句:風花(かざはな)

モーロクし記憶断片風花す
モーロクしできそこないに風花や  
風花が散る散る吾はモーロク
風花や吾はモーロク骨の髄

 
<風花(かざはな)晩冬>
【子季語】かぜはな、吹越
晴れた空を雪がひとひらずつ舞落ちてくることをいう。雪になるかなと思っているうちに何時の間にかに止んでしまっている。上州地方では、吹越と言っている。儚く美しい光景である。

<風花(かざはな):例句>
風花は序曲だけにて終わりけり   保坂加津夫
風花やショパンのソナタ一人聞く  池尻足穂
風花やものの余白の美しき     小林あつ子
美術館出て風花の中に入る     伊藤公子
この不安どこから来るか風花す    芝宮須磨子

<1月17日〜2月3日「冬土用」(雑節)>
雑節のひとつ「土用」は、土公神(どくじん)という土を司る神様が支配する期間のこと。立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指し、期間中は土を動かす作業(土いじり、地鎮祭、井戸掘りなど)を忌むことになっています。

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