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徒然俳句:狐の剃刀

狐の剃刀豪雨に耐えるしたたかに
何を剃る狐のかみそりリコリスや

 
<狐の剃(きつねのかみそり)初秋>
日本各地の山地に自生するヒガンバナ科の多年草。春先、水仙に似た葉を出すが夏になると葉は枯れる。花期は八、九月ころで百合に似たオレンジ色の花は目立つ。名の由来は、花の色と狐の毛の色とが似ているため、葉がカミソリに似ているためなど諸説ある。有毒植物。(「きごさい歳時記」)

<狐の剃:例句>
きつねのかみそり一人前と思ふなよ    飯島晴子
ままこのしりぬぐひきつねのかみそりと  西野文代
旧道にきつねのかみそり廃屋も      永瀬清子
狐の剃刀 いつもの道と思ひしが       渕上信子
わが立てばきつねのかみそり揺れにけり   加藤楸邨

<【群馬県 2024年版】夏の絶景・風物詩10選 桃太郎の滝「四万ブルー」と称される鮮やかさ>・https://crea.bunshun.jp/articles/-/48898

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