
残菊や理想現実乖離して
倒れても残菊として色競う
 
<残菊(ざんぎく)晩秋>
【子季語】 残る菊、菊残る
陰暦九月九日の重陽の節句以降に咲く菊のことをいう。盛りを過ぎた晩秋の菊をさすこともある。(「きごさい歳時記」)
<残菊(ざんぎく)【秋―植物―晩秋】・例句>
残菊や老いての夢は珠のごと     能村登四郎
残菊に犬も淋しき顔をする      殿村莵絲子
残菊のよき官邸でありしかな     久米正雄
貴船茶屋十日の菊をならべけり    岩崎照子
嵯峨菊も十日の菊となりにけり           加藤三七子
化粧して十日の菊の心地かな     櫂未知子
<天高く、秋バラ見頃 福井・レインボーライン山頂公園でローズフェア>・10月27日・https://www.asahi.com/articles/ASTBV4QVPTBVPGJB00DM.html