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モーロク俳句:霧

霧湧きて浄土を想うモーロクし
霧の中モーロクしつつ消え惑ふ

 
<霧(きり)三秋>
【子季語】朝霧、夕霧、夜霧、山霧、野霧、狭霧、霧の帳、霧襖、霧の籬、霧の海、霧の雫、霧雨、霧時雨
秋、細かな水の粒子が白い煙のように立ち込める現象。同じ現象は秋ばかりではなく春にも起こるが、これは霞(春の季語)と呼ぶ。遠くのどかににたなびく「霞」に対して、「霧」は冷やかに立ちこめる。(「きごさい歳時記」)

<霧:例句>
余生亦かくてあらむか五里霧中  林翔
産まれたの生きて何処へ霧流れ  森ひさ子
うす味は煙霧のような糖尿食   高桑聡
霧深き吊橋を人わたりくる    北吉裕子
霧籠の車窓に地図の現在地    金子里美

<【東京散歩コース】清澄白河・森下~芭蕉の足跡を知る下町。コーヒー飲みつつ散策を~>・https://san-tatsu.jp/articles/445080/

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