
池袋中華街にも春愁
<春愁(しゅんしゅう、しゆんしう)三春>
【子季語】春愁う、春思、春怨、春かなし、春の恨み
春におぼえる愁いをいう。特別な理由がある愁いではない。花が咲き鳥が囀る季節ではあるが、ふとしたことで心がくもるのも春ならではのこと。(「きごさい歳時記」)
<春愁:例句>
大阪の灯に春愁を深めたる 片山由美子
クリスマスローズ春愁とにあらず 後藤夜半
コインランドリーヘ春愁のひと抱へ 辻美奈子
サイフォンの底なめる炎や春愁 堀川節子
ジッパー上げて春愁ひとまづ完 櫂 未知子
ナフキンで口拭き春愁の図星さす 丸山佳子
<春の妖精、お目見え>・3月12日
https://www.asahi.com/articles/AST3C4F25T3CTLTB004M.html