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徒然俳句:春の朝

歯磨きのブラシ失う春の朝

<春はすぐそこまで 啓蟄迎え、こも巻き外し 山形・鶴岡公園>・3月6日
https://www.asahi.com/articles/AST354DZKT35UZHB001M.html

<春の朝:例句>
春の朝ハワイ土産のマグカップ  芝宮須磨子
待ちかねし吉野葛茶の春の朝   長谷川登美
起こさるるまでのしあはせ春の朝 淺場英彦
授かりし余命尊き春の朝     瀬尾幸代
やはらかく水を掬へり春の朝   飯島かほる

* 高浜虚子:余は平凡が好きだ (ミネルヴァ日本評伝選・坪内稔典 (著) )
高浜虚子(1874年から1959年)俳人、小説家。
同郷の正岡子規に師事し、子規の没後はその業績を継承しつつ独自の道を歩む。雑誌「ホトトギス」を拠点に俳句を大衆文芸として定着させる一方、写生文・小説の分野でも多彩な活躍を見せた。俳句の詠み手・選者として多大な影響力を有し、小説家や編集者としての顔も持った虚子の生き様を、軽やかに、親しみを込めて描き出す。

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