2025年10月25日– date –
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徒然俳句:残る虫
残る虫清く正しく新聞社 <残る虫(のこるむし)【秋―動物―晩秋】・例句>一村を湖底に沈め残る虫 清水伊代乃曲り屋の暗き馬屋に残る虫 大塩千代残る虫庭の手入れもせぬままに 鈴木多枝子残る虫見回る人の鍵の束 ... -
たべもの俳句:柚大根
柚大根鮮やか黄色刻み柚 <柚:例句>人は人己はおのれ柚子は黄に 沼田巴字人の手の届かぬとこに柚子の黄 中山静枝柚子味噌を練るガスの火の超弱火 山本無蓋テーブルに柚子一つある昼下り 板倉安正柚子味噌の小鉢に似合ふおばんざい ... -
モーロク俳句:金木犀
金木犀モーロクすれば夢のなか <金木犀:例句>金木犀の香りは私の道標 甲田夏湖逢わぬ間も金木犀は燦燦と 星野早苗金木犀胸を匂ひのあふれ出づ 神蔵器金木犀しづかに時を降らせをり 中根美保金木犀泣いてることに泣ける日も 津...
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