2025年5月22日– date –
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徒然俳句:麦・麦熟るる
憲法が日本を縛る麦熟るる <麦熟るる:例句>麦熟るる活断層は動き止む 中出智恵子麦熟るる匂い合歓咲く内灘へ 沢木欣一麦熟るる島へ診療船来る 山崎一角麦熟るる弥陀の御衣のいろにかな 大石悦子麦熟るゝ帽子のみ見え走る子に 寺山修司 -
たべもの俳句:ふきの炊いたん
うす味にふきの炊いたん歯ごたえも <蕗:例句>蕗味噌や机並べし人遠く 長谷川通子蕗を剥く己れを剥いてゐるごとく 鈴木節子蕗味噌の香る夕餉の一人膳 梅田秀子蕗味噌や胃の腑静かに引き締まる 篠田純子蕗を煮てから家中がうす... -
モーロク俳句:菖蒲風呂
菖蒲風呂モーロクすれど若返る <菖蒲:例句>夜の菖蒲までは束の間せめて手を 林朋子とどまれば傘に押されて菖蒲園 伊藤節子ゆつくりと闇が濃くなる白菖蒲 望月晴美正直に生きて悔なし白菖蒲 白井友梨脱腸の話を友と菖蒲園 ...
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