2025年4月23日– date –
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徒然俳句:蠅生る(はえうまる)
多様化し三千種類蠅生る <蠅生る(はえうまる)【春―動物―晩春】・例句>蝉生れて昔むかしの忘れ物 鳴海清美天地のここにも恵み蝉生まる 村越化石地の中の湿り纏ひて蝉生るる 北川とも子七年のタイムトンネル蝉生る 古沢幸... -
たべもの俳句:目張
黄金比目張煮付けをふっくらと <目張:例句>目張焼きこのうすあかり吟味する 市野記余子手びねりの皿や煮付の目張反り 木村仁美煮なさるか焼きなさるかと目張売り 吉田明子丸の内ビルのめばるの煮付かな 高尾豊子めばる煮てゐて晩節のおの... -
モーロク俳句:やどかり
やどかりの脚を数えてモーロクす <やどかり:例句>やどかりに家路のなくて暮れにけり 篠原俊博意外にも軽きやどかり掌に這はせ 阿部正枝やどかりの跡累々と白き浜 山田弘子結論のやうにやどかり空ながめ 中村恭子やどかりも方...
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