2025年4月– date –
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徒然俳句:花の下
誰もかな「花の下で死なむ」望みあり <花の下:例句>花の下ベルのよく鳴る三輪車 高澤良一花の下漢無頼となりにけり 小林輝子花の下マイク横取りされしまま 飯塚ゑ子花の下肉体曇りいたるかな 杉崎ちから鍵ひとつ握らせてゐる花の... -
たべもの俳句:ホタルイカパスタ
パスタかな和風味つけホタルイカホタルイカ潰し炒めてパスタかな <蛍烏賊:例句>地麦酒の夜のうらぎり蛍烏賊 森理和蛍烏賊茹でつつ摘まむ旬の味 中島英子初物の刺身おほぶり螢烏賊 赤座典子螢烏賊夫は目玉を除けて食ぶ 二瓶洋子初... -
モーロク俳句:チューリップ
モーロクし壊れていてもチューリップモーロクしされど直感チューリップ <チューリップ【春―植物―晩春】・例句>チューリップ不思議の国の出入り口 小澤克己お絵描きの初めは吾子のチューリップ 稲畑廣太郎朱に混じり紅くなりけりチューリップ... -
徒然俳句:春爛漫
春爛漫桜連翹雪柳 <連翹:例句>連翹の一枝円を描きたり 高浜虚子連翹や真間の里びと垣を結はず 水原秋櫻子連翹や雨の堅田の蓮如みち 星野麥丘人連翹に挨拶ほどの軽き風 遠藤梧逸連翹の迷ふことなき明るき黄 後藤比奈夫 -
たべもの俳句:ほたるいか
ほたるいかアボカドプラス酢みそあえ <蛍烏賊(ほたるいか) 晩春>【子季語】まついか/こいか体長六~七センチ以下の小さな烏賊で、腹や頭部、腕の先などに発光器を持つ。産卵期には特に美しく発光する。群をなした蛍烏賊の発光した様は幻想的で美しい... -
モーロク俳句:弥生
弥生かなモーロクすれど企てを残酷な四月となりてモーロクす <弥生(やよい) 晩春>【子季語】花見月/桜月/花咲月/春惜月/夢見月/姑洗 <弥生(やよい):例句>巻貝の砂捻り出す弥生かな 山田六甲ひたひたのにごり酒なる弥生かな 桑垣信子象の...
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