2025年2月9日– date –
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徒然俳句:ミモザ
ミモザ咲き古き団地もよみがえる <ミモザ【春―植物―初春】・例句>すすり泣くやうな雨降り花ミモザ 後藤比奈夫能面のうつむき夜のミモザ咲く 六車幸江窓々にミモザ少年鼓笛隊 田中藤穂錻力屋は留守のやうなりミモザ咲く 阿部紀子国境に兵... -
たべもの俳句:公魚(わかさぎ)
わかさぎの唐揚げ骨まで柔らかく <公魚(わかさぎ) 初春>【子季語】桜魚/ちか/あまさぎ/雀魚/公魚釣 <公魚:例句>公魚の南蛮漬や患者食 坂上香菜わかさぎの小さき頭ほろ苦し 赤座典子公魚をじつくり煮つめ夕餉かな 塚原洋子公魚の香そ... -
モーロク俳句:下萌え
下萌えぬ吾はモーロク従いぬ下萌えぬ吾も目覚めるモーロクし <下萌(したもえ) 初春>【子季語】萌、草萌早春、去年の枯草に隠れるように草の芽が生え出ること。下萌の「下」は「枯草の下」の意。下萌には、確かな春の訪れと厳しい冬を耐えた生命力が...
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