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徒然俳句:沢庵

若者は沢庵離れ少子化に
 
<沢庵漬(たくあんづけ)初冬>
【子季語】沢庵漬ける、新沢庵、新漬沢庵、早漬沢庵、大根漬、大根漬ける

<沢庵:例句>
かはいさうな人が沢庵ばりばり噛む  櫂未知子
死にし骨は海に捨つべし沢庵噛む   金子兜太
沢庵を噛むや雪ふる信濃にて     森澄雄

* すみれそよぐ: 句集(神野 紗希 (著))
◆帯文より
すみれそよぐ生後0日目の寝息
時代を案じながら命を見つめる怒濤の日々のただなか、俳句は今を生きる言葉だと、つくづく思う。どうか、生きよ。子に、蟻に、燕に、私に、呼びかけながら句を作る。(神野紗希)
◆作品抄12句
水脈も葉脈も春てのひらも
闇濡れる菫直径一光年
細胞の全部が私さくら咲く
透明なものさしわたむしとわたし
星空は無音の瀑布鯨飛ぶ
母乳ってたんぽぽの色雲は春
産み終えて涼しい切株の気持ち
西瓜切る少年兵のいない国
永遠とポップコーンと冬銀河
眠れない子と月へ吹くしゃぼん玉
檸檬切る記憶の輪郭はひかり
君生まれ此の世にぎやか竜の玉

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