温め酒あたため豆腐日本人
<温め酒(ぬくめざけ)晩秋>
【子季語】あたため酒
陰暦九月九日の重陽の日、酒を温めて飲むと病気にかからないといわれた。このころは寒さもつのってくる。酒を温めて飲むのにもよいころである。
<温め酒(あたためざけ)【秋―行事―晩秋】・例句>
これよりの命大事や温め酒 水原春郎
李白ほど飲み杜甫が好き温め酒 高山瑞恵
虫喰の野菜が安心温め酒 小池津や子
ぬくめ酒夫禁煙をたしかにす 谷口みちる
糸底に掌あづけ温め酒 吉弘恭子
猪口一杯医師もすすめる温め酒 明石文子