モーロクし頭にかかる五月雨や
五月雨やこれで死ねるぞモーロクす
<五月雨(さみだれ) 仲夏>
【子季語】さつき雨、さみだる、五月雨雲
陰暦五月に降る雨。梅雨期に降り続く雨のこと。梅雨は時候を表し、五月雨は雨を表す。「さつきあめ」または「さみだるる」と詠まれる。農作物の生育には大事な雨も、長雨は続くと交通を遮断させたり水害を起こすこともある。
<五月雨(さみだれ):例句>
五月雨やのれんの赤きラーメン屋 荻野美佐子
五月雨に穿たれており証明書 葉月ひさ子
五月雨や地獄の果ての御殿とも 吉岡世志子
空港に五月雨雲のとどまれり 稲畑汀子
五月雨や樹々青々と鬱々と 長山あや
<マンホールの「ふた」に集う人々 広がる下水道の世界>・6月5日
https://www.asahi.com/articles/ASS503GQZS50UPQJ00PM.html