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徒然俳句:あめんぼう

飛び立つか水上ドローンあめんぼう
あめんぼう尋ねてみたい空の色
あめんぼや時には落葉に衝突し

 
<水馬(あめんぼ)三夏>
【子季語】あめんばう、川蜘蛛、水蜘蛛、水澄し、みづすまし

<あめんぼう:例句>
あふれ行く池の水かさや水馬    会津八一
みづすまし味方といふは散り易き  鷹羽狩行
みづすまし背広すまして死に給ふ  攝津幸彦
みるからに元気のかたまり水馬   高澤良一
ゆき違ふとき水馬高飛びぬ     田中丈子

* 句集 つちふる(岸本 葉子 (著))
エッセイスト岸本葉子の初句集
疫病の蔓延する中、還暦を機に句集をまとめるという目標が固まっていった。2300句ほどの中から選んで並べる試みだ。ひとりの作業も、孤独ではなかった。一句一句に、その句の生まれる場を共有した人々を思い出していた。(あとがきより)

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