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徒然俳句:葱の花

空気読む容易なりけり葱の花

<夏を前に「江戸風鈴」作り最盛期、「音色や見た目で涼しさ感じてほしい」>・2024/05/10 ・https://www.yomiuri.co.jp/national/20240510-OYT1T50103/

<大輪ボタンしっとりと 那須塩原の古刹・妙雲寺で見頃>・5/13
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/895408

<葱の花:例句>
すぐそこと言はれて遠き葱の花   野澤あき
隠しだて出来ぬ性分葱の花     小澤スミエ
くたびれてさみしくなりぬ葱の花  岡本眸
三日坊主とはわがことよ葱の花   水原春郎
安穏と生くる不安や葱の花     宮坂恒子

* 句集 かはひらこ(鹿野 佳子 (著))
【橋本榮治選 十二句】
げんげんを幼き吾と摘みにけり
秋草を活け秋草のやうにゐる
花過ぎの寿福寺踏切渡りけり
流れざる運河を渡り年忘れ
亡き姉の手をそへてくる雛飾り
わが機嫌なだむるも吾火恋し
花冷の楽屋口より入りけり
二センチの厚さの未来初日記
百歳の耳の喜ぶ初音かな
医師に眼を覗かれてゐる寒さかな
寒卵いのちといふはこはれもの
折紙の風船のわが息の形

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