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徒然俳句:忍冬・すいかずら

公園のあちこちに滝忍冬

<忍冬の花(すいかずらのはな/すひかづらのはな) 初夏>
【子季語】吸葛/金銀花
スイカズラ科の常緑性蔓植物。花の蜜を吸うと甘いので、「吸葛」の名がついた。葉は冬も枯れないので、「忍冬」と呼ばれる。五・六月頃葉のつけ根に二つずつ並んで細い筒形の花を開く。始め白く後に淡黄色に変わるため、金銀花ともいわれ良い香りがする。
インターネット歳時記「きごさい歳時記」

<忍冬:例句>
鵜つかひや忍冬咲いて昼の宿  河東碧梧桐
忍冬咲く故蜂にさゝれたる   高野素十
忍冬乙女ら森を恋ひ来り    堀口星眠
忍冬の花の空まで夕焼けて   長谷川櫂
もつれしは舌か思いか吸葛   池田澄子

* 玉響: 正木ゆう子句集(正木 ゆう子 (著)
第75回読売文学賞〔詩歌俳句賞〕受賞
からだもこころも食べ物も飲み物も喜びも悲しみも山も海もみんなアナログ。『羽羽』(蛇笏賞)以降の約三〇〇句を厳選。比類なき俳人が瑞々しく詠いあげた日常、そして永遠。

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