MENU

モーロク俳句:茎立

茎立の雨にモーロク日は長し
茎立の雨にモーロク退屈し
茎立の雨はやさしくモーロクす

 
<茎立(くくたち) 三春>
【子季語】くきたち
三、四月頃、大根や蕪、菜の類が茎を伸ばす事。その伸びた茎を薹という。一般に茎立した野菜は潤いがなく味が落ちる。(「きごさい歳時記」)

<茎立(くくたち)【春―植物―三春】・例句>
雨降れば降るとてたのし茎立てる   星野立子
茎立や富士ほそるほど風荒れて    鍵和田秞子
茎立ちや鶴首されゐし稿一つ     能村研三
茎立ちて葉牡丹の息ゆるやかに    田中藤穂
茎立のまだ食べられるまだ食べられる 根岸善行
茎立や端の焦げたる捨畳       岡本眸

*  おとなのスケッチ塗り絵 懐かしい昭和の街並み 〜誰もが輝いていた記憶の中の風景〜(茶木 よしたか (著))
スケッチするように塗り絵を楽しむ「おとなのスケッチ塗り絵」。
シリーズ21作目となる『懐かしい昭和の街並み』は、昭和20年代から40年代の東京をテーマにしました。

  • URLをコピーしました!
目次