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徒然俳句:秋の雨

秋の雨前線東西伸びにけり 
人生も移り変わりて秋の雨
彼方から四方八方秋の雨


<地震の被害、復興に「観光名所を」 南阿蘇で1万3000本のヒマワリ>・2023/9/13
https://mainichi.jp/graphs/20230913/mpj/00m/040/133000f/20230913k0000m040301000p

<秋の雨(あきのあめ)【秋―生活―三秋】・例句>
ふるさとのむかしながらの秋の雨  京極杞陽
法華寺の甍の雨の秋の昼      森澄雄
すこし降りそのまんま降り秋の雨  丸山しげる
杉苗のまばらに立ちて秋時雨    中原幸子
秋霖や黙ってすわるねこの影     わたなべじゅんこ

* ひめむかし: 柿本多映句集
近江京跡の土筆を胡麻よごし
洪水が来るまで豚は豚で在る
野は無人きのふ冬日が差しました
寝て覚めて菫が雲のあはひから
救急車降りてあやめの岸に立つ
非常階段上がつて下つて真葛原
まはりから指のあつまる蝉の穴
開戦日冬かげろふを平手で打つ
雛段の裏へまはつて兄と会ふ
憲法記念日捏ねて叩いて壺ですよ
元旦や老人体操して曲がる
比良坂へ桃を放りて長生す
蛸になりたし万国旗をかかげ
かたつむり真紅の泪みせるなよ
春や有為の奥山越えてダンスダンス

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