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徒然俳句:杜鵑草

終活も予防的措置杜鵑草
庭に咲く疲れて飽きて杜鵑草


<秋の味覚きらり「丹波栗」収穫始まる 猛暑で落果に遅れ、丸々と太った実に 全国各地に出荷>・2023/9/11・https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202309/0016799103.shtml

<杜鵑草・例句>
ゆく水に触れて色濃し杜鵑草  山口いさを
水に映りて斑をふやす杜鵑草  檜紀代
賑はひの日々は遥かに杜鵑草  杉本由貴子
杜鵑草揺らし嵯峨野をわたる風 吉岡桂六
杜鵑草人恋ふ色に咲きいでし  轡田幸子

* 膚 (ふらんす堂電子書籍・岩田奎 (著))
◆第一句集
ありきたりの身体感覚を彼は言語にしない。
自らの体も心も凌駕する言葉を、力強く選び取る力が岩田奎にはある。
天才とは呼びたくない。俳壇は今、畏るべき青年をたしかに得たのである。
帯より・櫂未知子
◆自選十句
紫木蓮全天曇にして降らず
しりとりは生者のあそび霧氷林
愛鳥週間調律師この木木を来よ
入学の体から血を採るといふ
柳揺れ次の柳の見えにけり
にはとりの歩いてゐたる木賊かな
枯園にてアーッと怒りはじめたる
靴篦の大きな力春の山
ハイビーム消して螢へ突込みぬ
立てて来しワイパー二本鏡割
 
<「アーッと怒りはじめたる」角川俳句賞を史上最年少で受賞した俳人の才能に、俳壇の反応はいかに>・2023/7/26・https://ddnavi.com/review/1153545/a/

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