日向ぼこかつて縁側社交場
日向ぼこ考えること何もなく
魂も乾ききれるか日向ぼこ
マンボウはどこまで成長日向ぼこ
ぶつぶつとつぶやき続く日向ぼこ
孫達にスマホでライン日向ぼこ
語ること何もなくなる日向ぼこ
園児達公園ベンチ日向ぼこ
のど飴をいくつしゃぶって日向ぼこ
念仏が口癖となり日向ぼこ
<日向ぼこ:例句>
日向ぼこ靴下脱いでふと嗅いで 千坂希妙
にんげんの重さ失せゆく日向ぼこ 小倉涌史
まなうらは火の海となる日向ぼこ 阿部みどり女
この頃の漫画わからずひなたぼこ やなせたかし
日向ぼこ呼ばれて去ればそれきりに 中村汀女
<大寒の歳時記>
二十四節気 / 大寒
七十二候 /
第七十候(初候)款冬華(ふきのとうはなさく)1/20〜1/24(2020)
第七十一候(次候)水沢腹堅(みずさわあつくかたし)1/25〜1/29 (2020)
第七十二候(末候)雞始乳 (にわとりとやにつく)1/30〜2/3(2020)
気配:雪おろし かまくら 三寒四温 花:蝋梅 茶花:紅蕗 水仙
襲(かさね)の色目:雪の下(表-白 裏-紅梅) 椿)(表-蘇芳 裏-赤)
行事:二十日正月 節分 紋別・登別の流氷(北海道)
鳥:鶏 じょうびたき 装い:袷
料理:ぶり大根 まぐろの山かけ 恵方巻き 菓子:若菜餅 熨斗梅
魚貝:ぶり まぐろ わかさぎ 野菜:ふきのとう 百合根 果物:金柑
星座:おうし座 季語:白鳥 霧氷
俳句:かまくらは和紙の明るさ雪しんしん(坂本宮尾)