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モーロク俳句:涅槃西風

モーロクし吾を運ぶか涅槃西風
 
<涅槃西風(ねはんにし)仲春>
【子季語】涅槃吹、涅槃嵐
涅槃会「陰暦二月十五日」はお釈迦様の入滅の日にあたり、この頃に吹く風の事をいう。美しい響きからも西方浄土が想象される季語である。時期的には春の彼岸前後にあたり、一般的に浄土からの迎え風などとも言われる。(「きごさい歳時記」>

<47都道府県 ひとりにいい温泉宿~岡山県&広島県篇~>
https://crea.bunshun.jp/articles/-/34991
 
* 思いがけず利他(中島岳志 (著), 丹野杏香 (イラスト))
偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より
本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より

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