万作はなぜ咲きいそぐもじゃもじゃと
もじゃもじゃの笑うが如く万作や
<金縷梅(まんさく)初春>
【子季語】金縷梅の花、きんろばい、ぎんろばい
マンサク科の落葉樹。春一番に咲くというので「まず咲く」が訛ってマンサクになった。山地に自生するが、庭木にもする。花は黄色、又は赤の細長い花弁で、ねじれた紐のような咲き方をする。地味だが、早春の象徴的な花である。
<金縷梅(まんさく)・【春―植物―初春】・例句>
まんさくに風めざめけり雑木山 行方寅次郎
金縷梅や帽を目深に中学生 川崎展宏
まんさくや水いそがしきひとところ 岸田稚魚
まんさくの花びら縒(より)を解きたる 仁尾正文
<前田家ゆかり、ひな飾り華やか 金沢市のやちや酒造【石川県】>・北國新聞(2022年2月5日)・https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000029853