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徒然俳句:寝酒

眠るため眠るためだよ寝酒かな
 
<寝酒(ねざけ)三冬>
寒い夜、身体を温めるため就寝前に飲む少量の酒。ほのぼのとした酔いが寝つきをよくしてくれる。

<落花生 乾かす「帽子」の列 千葉・晩秋の「ぼっち」>・2021/11/14
https://www.sankei.com/article/20211114-U37ZSVIDAJLVBNSYXQWGXVKIBM/
 
<輝く朝日、橙色に染まる水面…浮かぶマガンのシルエット「いつ見ても飽きない」>・2021/11/13・https://www.yomiuri.co.jp/national/20211112-OYT1T50244/
 
* 寝息と梟―句集(遠藤 由樹子 (著))
◆作品抄12句
単純なひかりがここに草若し
抱卵の鶴に寄りそふ鶴しづか
紫陽花のいま孵化したてなる青さ
夏空を音なき国と仰ぎけり
雨を縫ふ緋鯉となりて戻られよ
生者らのさくさく崩すかき氷
秋の風鈴まるで初めて鳴るやうに
崖あらば崖に立ちたし鳥渡る
わが一世鯨の一世銀杏散る
神楽てふ一夜の舟に乗り合はす
白鳥が雪の窪みに憩ひをる
熊と熊抱き合へばよく眠れさう

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