歳時記俳句– category –
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徒然俳句:八つ手
魂を入れ替えろと八つ手咲く庭隅に堂々鎮座花八ツ手情報があふれて迷う花八つ手 <黄金色のイチョウ並木 東京・丸の内>・2021/11/23https://mainichi.jp/graphs/20211123/mpj/00m/040/026000f/1 <青く輝く小樽運河、1万個のLEDで彩る 来年1月末まで>... -
徒然俳句:蟷螂枯る
吾も枯る蟷螂枯れて行く夜やわれもまたいずれいよいよ枯蟷螂闘志などとっくに捨てて枯蟷螂 <蟷螂枯る(とうろうかる、たうらうかる)初冬>【子季語】 枯蟷螂蟷螂は、あたりが枯れゆくに従って保護色の枯葉色に変わってゆく。しだいに生気もなくなりやが... -
徒然俳句:酉の市
酉の市三度も通いただ眺め <「こんな時こそ神頼み」商売繁盛祈る酉の市>・2021/11/22https://www.yomiuri.co.jp/national/20211121-OYT1T50134/<エゾオコジョ、真っ白な冬毛に衣替え>・2021/11/21https://mainichi.jp/graphs/20211121/mpj/00m/040/03... -
徒然俳句:枯草・草枯る
草枯れる会話は大事人ならば枯野なりスマホ圏外風の音年老いて無味乾燥の枯野かな <枯草(かれくさ)三冬>【子季語】 草枯る、草枯冬になって枯れた草のこと。枯草に覆われた野原をわたる風には、蕭条としたものがある。(「きごさい歳時記」) <冬の... -
徒然俳句:枯蓮
星々を細かく砕き蓮枯れる <枯蓮(かれはす)三冬>【子季語】 枯はちす、蓮枯る、蓮の骨寒い風が吹く頃の蓮である。葉や実が朽ちて無残な状態になる。この頃蓮根掘りが始まる。(「きごさい歳時記」) <天橋立にも「ほぼ皆既月食」、夕闇照らす幽玄の... -
徒然俳句:冬夕焼
許すもの選んで許す冬夕焼 <新嘗祭>https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kinen.html <阿蘇の草千里、草原に氷…噴煙上げる山を背景に輝く>・2021/11/19https://www.yomiuri.co.jp/national/20211118-OYT1T50139/ <鮮やかモミジ4000本 愛知・香... -
徒然俳句:小雪
冬青空それは贅沢好き嫌い <小雪(しょうせつ)>小雪雨が雪にかわりはじめる頃。木枯らしが枝の葉を落とし初雪が舞う季節。<初候 虹蔵不見(にじ かくれて みえず)> <まるで鏡……水面に映る「逆さモミジ」 岐阜・曽木公園で紅葉見頃>・11月17日ht... -
徒然俳句:鎌鼬(かまいたち)
リベラルは滅ぶ世界の鎌鼬リベラルは痩せるものなり鎌鼬 <鎌鼬(かまいたち)三冬>【子季語】 鎌風外気で皮膚が鋭い刃物で切ったように傷つく現象。昔は鼬や風神の仕業とされた。原因は、気象条件で空気中に真空に近い状態ができ、体内外の気圧差で傷つ... -
徒然俳句:落葉
家周り落ち葉の掃除朝仕事朝掃除夜にまた降る落葉かな落葉これ大地が食べる地球かな落葉踏む朝の散歩の団地かな水のなきプールで泳ぐ枯れ葉かな分が悪い三十路女に落葉かな <落葉(おちば)三冬>名の木落葉、落葉の雨、落葉の時雨、落葉時、落葉掃く、落... -
徒然俳句:紅葉散る
住職のいない古寺に紅葉散る紅葉散る団地一斉大掃除 <紅葉散る・もみじちる・初冬>散紅葉美しく紅葉した葉も、冬の訪れとともに色褪せ、やがて冬の風に散っていく。水分が飛んで軽くなった葉は、北風に軽々と飛ばされる。散り敷いた紅葉に霜が降り、静...