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徒然俳句:ふきのとう

無欲など言葉だけですふきのとう
ほろ苦きものこそ哀れ蕗の薹

 
<蕗の薹(ふきのとう、ふきのたう) 初春>
【子季語】蕗の芽、蕗の花、蕗のしゆうとめ
蕗は菊科の多年草で山野に自生する。早春、新葉が出る前に根茎から卵の形をした緑色の花茎を出す。花茎は数枚の大きな鱗のような葉で包まれ、特有の香気とほろ苦い風味が喜ばれる。花がほうけたものを蕗の姑という。(「きごさい歳時記」)

<蕗の薹(ふきのとう)【春―植物―初春】・例句>
水動く音のかすかに蕗の薹    三澤福泉
そつとしておきたき固さ蕗の薹  小宮山勇
活断層ゆるめて蕗の薹出づる   千田百里
酒好きの亡き父偲び蕗の薹     多田節子
そのままの形揚げたる蕗の薹   宮津昭彦
アルプスの雪のつきたる蕗の薹  武井美代子

<埼玉・秩父の風物詩「採氷」 自然の寒さで凍らせて切り出す>・彩時記~2月・如月・2025/2/7 ・https://www.sankei.com/article/20250207-XLRJTXC5AFJXDGHM2DWIKMDUOI/

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